1025日-28日(水-土)エディンバラ

 

Edinburgh Waverly Station には、お城を背にB.C.の車が待っていて、
私をMarshall Road
Golf View Hotelまで送ってくれた。

B.C.のドライバーMr. X 氏      Golf View HotelMarshall Road


  Mr.& Mrs. Dambrosio & Michael

Mr. & Mrs. Dambrosio とお祖父ちゃん、娘と息子一人ずつ、
それにヘルパーのお嬢さんでや
ってる小さなホテルだった。


息子のMichael
は直ぐ仲良しになり、日本語教えてやったりして居心地よく暮らした。



 





26日(木) グレン・ローティス・ニュータウン



 朝からエディンバラ駅を出発して北へ向かう。

海を渡って(と言っても入江だが)あたかもスコットランドの北端を目指しているかのように気分爽快。


それにしても下の写真は正しく朝の出発らしく見えるが、
右のはハテどこでこんな素敵な遺跡に出会えたのか、実は思い出せない


 
ひょっとして24日にニューキャッスル到着前に撮った可能性も?

 ローマ帝国に対抗? スコットランド対イングランド?さっぱりわからない。






Kircaldy駅には車でお迎え、Edinburgh を出て45分後にはもう、
Glen Rothes
Developemennt Corporation を訪問していた。


確かに通勤圏だ。

Mr. Fraser Mr. John Coghill       

ゴルフ場の周辺は未だ何もない草原だ

             

主にお話を伺ったのは、
Mr. John Coghill, Chief Architect & Planning Officerと、
Mr. A. Fraser, Architect & Plannerの両氏。



難しいお話で誤りも少なからず有ると
思われるが、おおよそ下記のごとし。

 

  * 1945~ 英国 はニュータウンの建設をはじめた。

  * 1048~ グレン・ローティス開発公社スタート(スコットランドで2番目)。

  * 1971年、ロンドン通勤圏の地価は12/㎡、当地は0.1/㎡、これで買えた。

  * County Council(投票により選出)がスタート、Corp が買ってC.C.に売る。

  * National Government/Depatmenntも、公的支援・雇用に係わって来る。

    病院・消防・給水・警察/バス・鉄道・ガス・電気にも。

  * 宗教関係:スコットランド教会・ロマンカトリック教会・その他宗教団体が、

        土地を買って建てる、都市計画上の位置決定はD.Corporationの権限。

* 工場の場合、経営状態により独特の買い足し/権利留保の工夫あり。

* 公社が住宅を建てる:基本単位4,000/1016戸、→ 貸す/売る。


* 公用地確保:小学校(5-11歳)用地/住宅900戸当たり
        中学校(12-16歳)用地/住宅3,600戸 G.R.NewTownでは2か所。
        高等学校、タウンセンター用地  G.R.New Townに各1か所。




工場周囲の空き地は柵で囲われ、あるいは舗装されて空地が確保されている。




      住宅地でも空地の状況は同じ。      立て札は契約済みのサインか


ニュータウンを建設するにあたって、世代の進行についても十分よく検討された立派な計画であり、
順調に実施されつつあると思った。



それにしても日本とは経済力とか家族構成とか、背景の違いが大きいなとも思う。

   




 1027()  北部林業試験研究所



この研究所はForestry Commission という政府機関の
出先としての Northern Research Station なのだった。


エディンバラの郊外にあり往き帰りはB.C.の車で、
その先はExecutive Officer Mr. J.F. BLACK 氏が丁寧に内部を案内してくれた。

 中々面白いデモンストレーション             Mr. J.F. BLACK

流石は林業試験所、構造材から内装材すべて至るまで、木材を上手に使っている。
何か懐かしい昔の化学実験室って感じ。





おやこれはフィトトロン!
かなり広い部屋を人工照明、温度調節、水滴のスプレーもやっている。

天井からの吊りものなどから判断すると、
左手前の研究者と右の苗木のスぺースの間にガラスの間仕切りはないようだ。

下の4台の装置は夫々に独立した人工気候を作るフィトトロンのようだ。
右側の操作盤からみると
それぞれかなり精密な環境操作を行っている感じ。






北部林業研究所の見学は午前中でお終い。 



他に英国の建築研究所なども見学希望の内には入れておいたのだが、
100%思うようには行かず、British Council にお任せした日程はこれで終了、


あとは無事ロンドンへ帰りつけさえすれば
28
日(土)はBritish Council が前と同じホテルを押さえてくれている。

 
私は日程を変更することにした。



エディンバラの宿に着いたときから気になっていたのだが、
私の泊まったのは何とGolf View Hotel というのだ。



スコットランドまで来て、ゴルフ場を見下ろすホテルに泊まり、
今日も半日、明日も半日はゆとりが出来て、
それで1ラウンド回らずに帰るってバカな話があるものか!


この日の午後はゴルフをしよう


 ゴルフ場は、Prestonfield Golf Club, Arther’s Seat を見上げながらプレーする。

料金は、Green Fee, Cart Fee, Clubs & Shoes, Socks, 6 Balls 合計で£2.30


10番ホールから一人でスタート、

1112 と進むつもりが間違えて、7、8番をプレーしてしまい、

やむを得ず15番に戻っていい加減に数合わせ、

後半は親子の二人連れに入れてもらって計18ホールは廻ってきた。



特筆すべきは18番パー4のホールを3ストロークでバンザイ


 

もう一つ、勝手に変えてみたのは宿泊をやめて
 
寝台車に乗ってみようという試み。


どんな設備か、おもてなしか、寝心地はどうか、
出張命令が無事終わって、開放感にあふ
れていたに違いない。


列車は
06:50着を選んだ。発車は真夜中12時過ぎていた。

それまで見物しようと思っていた夜、
今度は夫婦が久しぶりに踊りに出掛けたいんだが

帰って来るまで息子の相手をして
市営プールでも行ってみてくれないかと頼まれてOK。


それでも結構見物も出来た。

夫妻が戻られると、Golf View Hotel の皆さんにお別れして街へ。
Royal Mile
は酔っ払いだらけだった。



エディンバラ城の大砲


ロイヤル マイルの眺め




Edinburgh Waverley Station



2等の夜行列車は快適だった。


2人用のコンパートメント、洗面所付き、タオル、
裸足用の紙スリッパ、
靴磨き、飲料水付き。


翌朝06:50着だが07:30までは休んでいられる。



28
日土曜日夜のフライトまで、ロンドンでは地下鉄に乘りそこないの連続、
折角ぐっすり寝た寝台車の有難味はどこかへ消えてしまった。 

 

    

ありがとうございました。

 

実はここまで来て気が付いた、ちょっとした発見があります。 

私が西欧旅行を始めた
1972年、英国は欧州連合(EU)に加盟しています。
 
そして48年後の2020年、遂にEUを脱退することを決めました。 

これからの欧州、中東、アフリカ、アジア、、、

世界はどうなって行くのでしょうか??







                                             ≪文責: 小玉 武司≫  
                                                              
                                               (編集補助: 牧子)


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