王滝村の中心地からさらに奥へ進んで行くと、氷ヶ瀬貯木場がある。ここは、旧大鹿駅の跡で、ここで王滝本線から鰔川線が分岐していた。今回の探検のスタート地点。

  氷ヶ瀬からしばらくは、崖崩れのため対岸の林道から川を渡ってアプローチ、狭い岩間のゴルジュのあたりからトンネルが姿をあらわす。道は、一部で薮になっているものの、釣り人が多く利用するためかしっかりと踏み固められていた。このトンネル、実は短いものなのだが、なかでカーブしているために、真暗でかなりの迫力である。

  スタートして1時間半ほど、黒淵という駅の跡に着く。ここには駅の建物や詰所が木材の質が良いのかしっかりと残っていて、山小屋のように利用されているらしい。釣の人が野宿するのか、たき火のあとやごみが落ちている。

ここ黒淵の駅からさらに、小俣線が分岐していた。写真は分岐後、川を渡る小俣線の鉄橋跡で、今なお歩道として機能している、鉄橋を渡って登山道を登と、山の上を通る林道に通じるのだ。


 
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