ご挨拶
令和6年1月1日
代表取締役 近藤 利昭 弊社は内部監査専門のコンサルティング会社として、2008年1月設立され、17年目を迎えました。今日の日本は、景気の停滞と物価上昇が続くスタグフレーション、伸び悩む内需と不安定な雇用確保に連鎖する企業の遵法違反、不正、不祥事、国力と経済発展に負の影響をもたらした政府の裏金疑獄など、まさに国、企業の矜持に基づく根源的な危機管理のアクション・プランが求められています。

 現在会社法では、経営者に個人情報を含む重要情報の厳格な管理、企業目標を後押しする強固なリスク管理、業務の有効性・効率性、そしてコンプライアンスを中心としたグループガバナンスの体制強化が求められています。それにはリスクの顕在化をいかに未然に防ぐかのプロアクティブな予防統制が最も効果的といわれています。内部統制の有効性と効率性を継続的に評価し、脆弱な態勢を指摘し、改善に導く内部監査の役割はまさにそこにあります。

経営者の耳目を集める内部統制の整備で、最も重要な役割を担うのが“内部監査”です。

 海外では、IIA(内部監査人協会)認定のプロのCIA(公認内部監査人)が多くの企業で活躍しています。日本では女性の内部監査人が極端に少なく、社内異動のケースが大勢です。企業目標の達成に資する内部監査には、保証監査の品質の確保と専門性のある内部監査人の人材育成が必須です。真のリスクアプローチによる国内外の内部監査体制の確立、内部・外部の監査の品質評価の実施、内部監査部門への女性の積極的な登用が、今日の経営者の喫緊の課題となっています。

 弊社は、企業の皆さまの内部監査に関する、あらゆるニーズ・ご要望、特に監査の品質への拘りにお応えし、企業の確かな成長と内部監査の発展に貢献したい、と考えております。内部監査、内部統制の多彩なキャリアを武器に豊富な知見をもって、企業の皆さまのお手伝いをさせていただきます。   一昨年【内部監査人育成の教本】として、「内部監査は諸刃の剣 その価値と有効性』を出版しました。詳しくはセミナー・出版をご覧ください。

 本年も宜しく、お願い申し上げます。

代表取締役
近藤 利昭

CIA
CCSA
CFE
(公認内部監査人)
(内部統制評価指導士)
(公認不正検査士)

【社名の由来】

 内部監査は、英語でインターナルオーディット(Internal Audit)、その略語をアイ・エー(英語の頭文字)と呼びます。アーク(arc)は弓型の光の橋、架け橋を意味します。経営や社会と内部監査の“架け橋”になればとの、願いから命名しました。