今年も合宿の時期が来た。毎年、参加しているオイラにとっては夏の風物詩、夏の
始まりの行事である。思い返せば昨年の合宿。我が若手チームは黄金のフォーメー
ション「4-5-1」を手に入れ、今や飛ぶ鳥を落とす勢い。今年はどんな発見があるの
かと世論でも話題になるほど・・・。そ〜んな合宿に何もしないで望ほどオイラは愚か
ではないのだ。2週間前から自宅近くに流れる多摩川の河川敷を走り込んでの体力作
り。それから海開きのしていない海岸での日焼けの下地作り、と万全の準備をしてき
たのだ!!
そうして望んだ合宿。いつものように参加チームはパトリオットさんと作井さんが
中心の郵便局チーム、キッカーズシニアの4チーム。もちろん、若手チームは全勝を
狙って完全優勝を目指していた。ところが、意外や意外、郵便局チームがなかなか強
い。作井さんを中心にチームワークが抜群なのだ。“サッカーはチームプレイだ”と
いうのを改めて納得。その中でも阿部さんのリーダーシップはすごいね。“自分たち
のチームだ”という気持ちが伝わってくる叱咤激励。これにも驚き。さらにさらに、
石渡さんがうまくなってる。う〜ん、若手チームの底上げという意味でも郵便局チー
ムにはエールを送りたい。まぁ、まだまだ我がチームの足元にも及ばないんだけどね
(ひんしゅく・・・)。もちろん、作井さん、やっさんはずば抜けた存在。1年後には、
かなり強くなっているとみた。来年の合宿が今から楽しみ。
さて、今回の合宿について、オイラからちょいとした反省点。試合、プレイに関し
ては大きな怪我人も出ずに次第点だったと思う。楽しくサッカーができてステキな合
宿だったでしょう。オイラが反省したいことは、アフタープレイについて。一昨年ぐ
らいからチームがシニア・若手とふたつに別れた。それによってライバル意識という
のも芽生え、“あざみのダービー”も実現した。これはすごくステキなこと。お互い
のレベルアップにもつながるし、これは続けていきたい。ところが、ふたつに別れた
ことにより、ちょっとした溝が生まれている気がするのだ!
その顕著な例をあげよ
う。毎年参加されている方はお気づきかもしれないが、立川さん主催のビデオ上映会
だ。以前は参加者ほぼ全員が集まって「あのパスが最高だった」とか「おれってうま
いなぁ」といった自画自賛したり、「岡本はすごい!」などと誉め殺しをしたり、と
合宿の楽しみのひとつだったのではと思う。しか〜し、ここ1、2年はこの上映会に参
加するメンバーが少ない!!
些細なことだけど、少しだけ悲しい事実。焼酎のお湯割
をすすりながらビデオをいじくる立川さんを見ているだけで心が穏やかになる。10代
から60代の男達がひとつのテレビを囲める幸せ。この場が“あざみのキッカーズの原
点”だと思う。そして、赤ら顔の立川さんこそ“あざみのキッカーズの癒し系”だと
思う。それにしても立川さんはスゴイね。サッカーをしている時でも、たまに度肝を
抜かれるパスを出す。特に右サイドのゴール前でのラストパス。ダイレクトだよ。全
盛期の立川さんってものすごいプレイヤーだったんだろうなぁ。人生の目標だね、あ
ざみのキッカーズには尊敬できる人が多すぎるよ、まったく。

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