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グループリーグ突破はノルマだ

グループリーグ突破はノルマだ

なんか地味なグループになってしまったなー。というのがH組を見たときの正直な感想だ。F組の派手さに比べれば別なタイトルマッチのように見えてきてしまう。それもこれも、開催国シードという、イングランドとポルトガルから文句が出そうなシステムのおかげだ。ポルトガルはそれでもまだ戦いやすそうなグループだが、イングランドにしてみれば、どうしてウチだけがこんな厳しいグループなんだと思っているだろう。と思っていたら、ベッカムのコメントが奮っている。「借りを返すときが来た、6/7が待ち遠しい」だって。闘将は母国復活の好機到来と見ているわけだ。さすが、と唸るしかない。ますますイングランドを応援しようという気分になっている。
全体的な予想は別な機会に譲るとして(フランス98の時したためた大会予想のレポートが Ryo's Eyes の原型なのだ。今回はどうしようかな)日本代表を見てみよう。
このメンバーなら、グループリーグは決して高い目標ではない。誰もがそう思うだろう。グループリーグ突破はもはやノルマだ。2勝1分けぐらいの成績だってありうる。なんと言ってもホームで戦えるわけだから。芝、スタジアムの雰囲気、気候、生活、食事・・・・・。あらゆる面で日本代表に有利な条件の中で戦うのだから当然といえば当然だ。ただ現実的な予想としては、1勝2分けがいい線だろうか。いずれにしても突破できると確信している。
楽観視を戒める報道が結構あるみたいだけど、ホームなんだから、このグループを突破できなくてホストカントリーとは言えないよ、と思う。
かつてホストカントリーでグループリーグを突破できなかった国は、ない。
不名誉な記録は残さないでほしいものだ。
相手はどうか。まず第1戦のベルギー。勝ちたい相手だ。ここに勝てると後に勢いがつく。でも、試合巧者だ。予選のプレーオフで、あのチェコを2試合とも1−0で封じてしまったのだから難しい相手であることは事実だ。まあ、引き分けで良しとするべきだろう。さてロシア。グループで一番強いといわれているが、ベルギーよりも戦いやすいのではないかと思っている。ソ連時代はスピードと技術が融合したチームを作っていたが、今回のチームはテクニック中心で、しっかりとつないでくるチームと聞く。ベルギーほど守備の壁が高そうでもない。ここは1勝と行こうではないか。
そしてみんながグループで一番力が劣ると言っているチュニジア。結構やりにくいんじゃないかな。他のアフリカ勢に比べれば身体能力が前面に出てくるタイプではない。でもフランス98の時の記憶では、ねばり強いチームだったと記憶する。気候的な不利さもさほどないだろう。対戦の時点でチュニジア自身が突破の可能性を持っていたら、厳しい戦いになる。ここは引き分けてしまうのではないか。
こうやって見てくると、日本は負けないということだ(僕の勝手な思いこみ)。頭抜けた存在もいないグループなので、最後までもつれるだろう。得失点差がものをいうかもしれない。そのぐらい横一線のグループということだ。
ちなみにもう一つの突破チームはベルギー。ロシアは日本に負けるから。
さて、突破すれば第2ラウンドの1回戦はC組だ。たぶんブラジルとトルコが抜けてくるだろう。ま、どっちでもいいや。意外とトルコが1位で抜けてきたりするんだよな。
いずれにしても、「1勝もできなくて、世界の厳しさを思い知らされた4年前を思うと、隔世の感だね。」と言ってみたい

 

 

                  

 

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