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今年のスケジュールはすごいな

(Jan.27,20001)

 今年のスケジュールはすごいな!!

2001年が明けても、日本のサッカー界はオフなのでサッカーがらみの話はとても静かです。
こういうときなので、少し先のことを見通してみようと思います。
2002年6月にはW杯の本番を迎えているわけですから、今年(2001年)末を終わった段階で日本代表チームがどういうチームになっているのか、どの程度の力をつけたのかが重要になってきます。
とすると、今年1年の代表のスケジュールはとても大事です(そんなことは百も承知!?)。
カレンダーをここで追っかけてもしょうがないので、対戦国だけ列挙してみると・・・
フランス、オランダ、ポルトガル、イタリア(あやしい)、スペイン、ドイツ、カメルーン、ユーゴ、パラグアイ、そして韓国(2試合)。さらにコンフェデレーションカップ(韓日開催)ではブラジル、フランス、カナダ、メキシコ、オーストラリア、韓国、カメルーンのどれかと何試合かやります(ブラジル、カナダ、メキシコがいいな)。1年合計で15〜18試合ぐらいになるらしい。(ちなみに去年は23試合でした。でもアジアカップの予選と本番があったから多いのです)
世界チャンピオンに始まり、ユーロ2000のべスト4全チーム、そしてアフリカチャンピオンと手応え歯応え足応え充分の相手ばかりです。良くもまあこれだけそろえられたもんだと感心しまくりです。
もちろん日本側からセッティングしたものもあるでしょうが、向こうから申し出てきたものもあります。
日本も格が上がったもんだ!と喜んでいたら、「開催地の気候やピッチ状態をリサーチしたいから申し入れてきたんだろ」、と冷めた声。まあ、そうなんですけど、急成長の日本とやろうと真面目に思ったチームだってあるらしい。そんなにひねなくても、と思う。
特にフランス、オランダ、ポルトガル、スペインとはアウェーでの対戦です(スペインとは日本でもやるらしい)。これは刺激的。
テストマッチとはいえ、列強たちがホームで負けるわけにいかない。相手が途上国の日本となればなおさらだ。
そんなわけで、これらアウェーの試合は注目です。日本がどの程度やれるのかのシミュレーションになるでしょう。
シミュレーションといえば、コンフェデレーションカップはW杯本番の格好の試運転です。日本の会場は横浜、茨城、新潟。是非見ておきたいね。
しかし、いくら何でも列強ばかりすぎやしないか、もう少し勝つ可能性の高い相手とやっておいた方が勝ち癖もついていいんじゃないか、などと気の弱いことを考えてしまっている自分もいるのです。
FIFAランクによると(これはハッキリ言って評価基準が曖昧であてにならないともっぱらの評判)日本は40位。韓国も似たような順位。ところが2001年の対戦国はほとんどが20位以内のチーム、イヤほとんどトップ10だ。
でも、2001年の競合国とのテストマッチは、日本がワンステージ上がるための絶好の機会になることは間違いないですね。


日本の今のランクは

さて、トルシエは「2002年に世界のトップ20に並ぶことを目標とする」ということを言っています。これは何を意味するかというと、ワールド杯で決勝トーナメントに進出できる力という意味です。ベスト16で決勝トーナメントだから。
日本が40位であるわけですが、21位から40位の間にどういう国があるのか。
ランキングをよくよく見ると、チリ、スロバキア、エジプト、アイルランド、トルコ、ウルグアイ、カメルーンといった名前が見えます。こうやってみると、「エーなんでこの国が日本より上にいるの」という国は2,3です。
ということは、40位が現時点ではおかしくないということも言えるのです。見方を変えると21位から40位まで、あるいは50位ぐらいまでは、世界の中で第2グループであり、ドングリの背比べなのだということがよくわかります。
トップ20にはいるというのは、そこから抜け出すぞということです。これはハードワークですよ。
でも目標としては、現実的でかつそこそこ高い目標と言えるでしょう。
仮に日本がヨーロッパの予選に放り込まれたとして、日本はどのぐらいの力か。僕の私見ですが、その中で予選通過候補に一泡吹かせることはできるけど、予選突破はなかなかできない国、という感じです。
具体的に言うと、スロベニア、ポーランド、イスラエル、ハンガリー、アイスランド、このあたりかな。
それぐらい世界は強いのですよ。でも恐れることもありません。
ま、とにかく今年の日本代表も目が離せないですな。

 

              

     

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