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 「若手有望株ウォッチャー」の権威失墜

「若手有望株ウォッチャー」の権威失墜


みなさん、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年も懲りずにRyo's Eyesを続けていきたいと思います。またまた石橋の独り言(にしては大口たたいているか?)におつきあいいただければ幸せです。もし、「うっとうしいから、勘弁してくれ」という方がいましたら、こっそりと教えてください。
これでもけっこう気にしているんです。
さて、気を取り直して、今回の話題ですが、旬なところでは高校選手権なんですが、なんと飲んだくれの正月を送っていた石橋は、選手権を1試合しか見ていないのです。それも3回戦だったか、修徳対富山一の前半だけ。若手の有望株ウォッチャーを自認する石橋としては、一気に権威失墜であります。なんという失態でしょう。でもね、実を言うと、高校選手権あまり得意ではないのです。見るのが。
何故かというと、あのアナウンサーとリポーターの青春真っ只中トーク&リポートがイヤなのです。もちろん選手たちと、応援している生徒や父母、OBにはなんの罪もないのですが(高校生視聴者はどう思っているのだろう)。
だから、是非見なければ、という気になれないのです。音消してみればいいじゃん?そのとおり!すみません。
新聞の結果だけを追いかけてみたところでは、以下のような感想です。
大久保(国見)が活躍することは予想されていました。市立船橋が無失点のまま敗退したのは残念でした。その後、前回優勝校枠は撤廃されるとのこと。プロじゃないんだから、その方がいいかもね。
あと、西野(富山一)が1点もとれなかったのはどうしたことでしょう。
実は草津東というチームについて、これっぽっちも情報を持っていなかったので、ちょっと驚いています。

明らかなゲームコントロールミス
あざみ野キッカーズの何人かから審判について書け、というオーダーが新年早々ありました。
なんで、そういうオーダーがあったかというと天皇杯の決勝の審判はあれで良かったのか、という疑問がみんなにあったからだと思います。そうです。ボクも見ていておかしいなと思いました。
アントラーズ対エスパルスの決勝は、エスパルスのやけに大人びた意地(判定にキレることがなく試合が荒れなかった)が目立った試合だったように思います。結果はVゴールにより3−2でアントラーズの勝ち。内容はどちらかと言うとエスパルスの方が良かったかなという感じでした。
でもこの試合の良い緊張感を引きちぎってしまったのが主審の裁定でした。
アントラーズの2点目の場面です。自陣ゴール前にエスパルスの市川が頭を押さえて倒れていました。
GKの負傷と、GK以外でも頭の負傷に関しては、怪我の状態をケアするためにプレーを止める権利が主審にはあります。
つまりあの場面で主審はプレーを止めて良かったのです。いえ、止めるべきだったと思います。
フィールド中央ならまだいいでしょう。でも市川が倒れていたのは自陣ゴール前です。
GKはプレーに集中できない。アントラーズ側にはオフサイドがなくなる。必要以上にエスパルスに不利な状況でした。プレーを止めるチャンスはありました。
市川がゴール前で競り合ったボールはそのあとクリアされ、いったんアントラーズ陣内を経由しています。アントラーズの選手も止めるんだなという感じで、スピードを落としたそぶりがありました。主審が止めないことを知ってあらためて熊谷は強いシュートを打ったように見えました。主審は、アントラーズが自主的にボールを蹴り出すことを期待しちゃったんだろうな。
さらにもう1度主審はエラーをしました。戸田(エスパルス)への2枚目の警告です。
大した行為じゃないです。ボールを取りっこして、本山が大げさに倒れたのです。1枚目をもらっている選手だということを知っていれば、あんな些細なことで退場にしてはいけません。見ている側は興奮度合いが一気に低下してしまいます。悪質なファウルや行為に対しては迷わず紙を出していいですが、些細なことで審判が試合の趨勢を決定しないようにしてもらいたいものです。
では日本人審判はレベルが低いのかというと・・・、やっぱり少し低いかなと思います。
それはミスジャッジということではなくて、ゲームコントロールの部分です。黄色い紙は出してもなかなか赤は出さない。プレーが中断したら、今のプレーはどうだったかなどと選手と会話を持ち、良い関係を築こうと努力する。時には笑顔を交えながら。
その点L.モットラム(J1最優秀審判をもらいました)さんはいいな。岡田正義さんももう少し柔らかくなるといいんだけどな。
審判のプロ化についてはどう思うか?それについては難しいので、またの機会にします。
そうそう、アントラーズの1点目(FK)はエスパルスのミスです。主審にミスはありません。念のため。

        

        

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