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| いい試合だったですねー。（ＰＫなんてどうでもいい） モロッコで行われているハッサン２世国王杯（どうもハクション大魔王の顔が浮かんでしまうのはボクだけ？）、フランス対日本の結果はみなさんもご存じの通り、２度までリードするも、ジダンの個人技とミスにつけ込まれたのとで追いつかれてしまい、２−２のドローでした。 トルシエジャパンとしては今までで一番いい出来だったと思います。 １０回やって２回勝てるかな程度の相手だと思っていましたから、内容的にも満足できる試合を見せてもらってびっくりです。 何せフランスは１週間後にヨーロッパ選手権の本番を控え最後の調整でベストメンバーでした。 そして場所が日本ではなく半ばアウェイの地だというところに意義があります。 逃した魚は大きいかもしれないけれど、これは大きな自信になると思います。 まず何よりもみんなのびのびと自分の持ち味を出そうとしていました。 よけいな持ち味を出して、ボールをかっさらわれた松田も、学習効果はあるでしょう。 中田をボールが経由するのは当たり前としても、中田に頼り切っていないのが良かったです。そして、気持ちがゴールに向かっていました。この辺は今絶好調の森島と西沢の貢献度大です。トルシエが変な意地を張らずに、今旬の凸凹コンビを使ったのを評価しましょう。特に西沢の進歩は著しいものがあります。インタビューでも言っていたけど、ポストワークの時に動きを止めないでＤＦにつぶされないようにしたのが非常に良かった。だからクサビのパスがだんだん納まるようになり、中田、森島、中村が前を向いてプレーできていました。 １失点目はやはりＤＦラインの乱れをつかれました。フラット３はあーゆーことはあります。そこをどうしのぐかですが、再三ＤＦの薄いサイドにボールを運ばれていましたが、まずまずの守備をしていたと思います。まーフランス攻撃陣も問題を抱えているなという印象はありますが。（もちろん攻撃の鋭さはフランスの方がずっと上） ２失点目は先にも書いたとおり、松田の大ミスでやらずもがなの失点です。 得点はというと、２点目が派手ですばらしかったのですが（ゴールそのものはワールドクラス、西沢君お見事！）、ボクは１点目の方を評価します。 攻撃に失敗して相手ボールになってしまったのを俊輔と中田が相手のＤＦにプレッシャーをかけ、パスミスを誘い、稲本が拾い、高い位置でのカウンターを仕掛けることができたのです。 これは、どのチームにも通用するプレーだと思います。前線のプレスに対して、ボランチの選手が高い位置で２次プレスをかける用意ができていたことがゴールにつながりました。すばらしい。 負けて元々というチームとやってこういう試合ができたのだから、互角のチームとやって同じような躍動感のある試合ができれば言うことなしです。 さてフランスですが、「何でＰＫ戦になっちゃうんだよー」て感じでしょう。 格下の日本に鮮やかな２点を献上してしまったことは大問題です。ＤＦの高齢化が問題になっているのですが、特にデサイーの衰えというか間の悪さというか気になりました。 それでもヨーロッパ選手権の優勝候補であることには変わりません。なんせジダンがいますから。 ３位決定戦も楽しみです。きっとジャマイカでしょうが３−０ぐらいで勝ってほしいもんです。
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