(7) この試合は勝たないと、でも内容は良かった |
この試合は勝たないと、でも内容は良かった これほど「決定力不足」という言葉が似合う試合もないですな。 この試合は1−0でもいいから勝たなければいけなかったものです。 いいかげんにちゃんと勝たないと。ホント勝つことが必要な試合でした。 城にしても、名波にしても、望月にしても「何ではいらんかなー」というのがいくつもありました。 中田は次元違っちゃいましたね。ヨーロッパの3人はさすがという感じがしました。 城はうまくなっていた。名波はスピードが上がっている。 内容を振り返ると・・・ 内容は良かったと思います。トルシエのA代表としては一番良かったんじゃないですか。 テスト気味の中国に対し、ベストで臨んだ日本は、力に多少の(いや、歴然とした)差があるというところを示したと思います。(だからこそ勝たなきゃいけないんだけど) 中盤の構築は良かったと思うし、アイデアも豊富だったし、技術レベルもかなり高かったと思います。 香港、マカオシリーズに比べればずいぶん積極的にトライしていたと思います。圧力も感じました。ですから点が入らない「イライラ」はあっても、「怒り」「憤り」という感じのものはありません。 最終ラインもあんなもんでしょう。あの程度のピンチは折り込み済みでやっていることだと思います。 もっと外を深く使えるといいんだけど。あと長い距離をフリーランニングする場面をもっと増やしたいですね。 この試合で良かったのは・・・ 後半30分までの中田(英)、長い距離をよく走っていた望月、個人の力で守れることを示した松田と森岡、そしてロングフィードが冴えた稲本でしょう。城もまあまあでした。 俊輔はあいかわらず良いのはいうまでもありません。(ちょっとひいき) これでまた監督問題が出るのでしょうけど・・・ 僕としては今のところトルシエ支持です。作っているチームと強いメンタリティを評価してのものです。 このチームはやはりいい。期待がもてる。何が期待がもてるかって、技術は高い、アイデアは豊富、若い、複数のポジションをこなせる選手が多い、これに勝負に対する執着心と体力的な力強さ、そして試合運びの巧みさも増してくると思います。 次の韓国戦はスキッと勝ってもらいましょう。 |