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最近の若手で注目の選手

(Nov.28,2000


 最近の若手で注目の選手
2ndステージは鹿島の優勝で幕を閉じ、チャンピオンシップを残すだけとなりました。当然ボクは横浜を応援するわけですが。
また、U19アジアユースでは期待以上の成績で準優勝しました。もちろん来年のワールドユースの切符も手にしています。めでたいことです。
でも、今日はその話ではなく、最近ボクがひそかに注目している選手をあげてみたいと思います。
彼らは皆シドニー世代以下の選手で、多くはU19アジアユース準優勝チームのメンバーです。中には陽の当たらない道を歩みながらここへ来て頭角を現してきた選手もいます。ボクの好みも入っているので異論もあろうかと思いますが、ひょっとすると2002年には代表も視野にはいるかもという見方をすると興味深いのではないでしょうか。
まずは、アントラーズの羽田。
彼はU19の主将で精神的支柱でもありました。彼のプレーは先日の決勝と今年の元旦の高校選手権決勝で見たのですが。堂々としていて落ち着いている。技術もしっかりしているし身体もある。松田、宮本、森岡のライバルになりうる逸材です。特に元旦の決勝で、相手のカウンターの時、自分は攻め上がっていたので戻り遅れているのですが、戻りながら残っているDFに対してコーチングし、失点を防いだシーンには驚かされました。トルシエも彼はかなり気に入っている様子。
次に、鹿児島実業の田原。
彼も羽田と同じ2試合を見たのですが、身体の大きさ、強さを武器にしたダイナミックなFWです。まだ荒削りだし、精神的にも子どものようなので、これからだと思いますが、化ける可能性大いにありという感じです。ヘディングが強いのももちろんですが、身体の割にスピードもありそうなので楽しみです。何より向こう気が強そうなのがいいです。マリノス入りが決まっています。
3人目は、ヴィッセルの茂原。
彼はU19対象選手なのですが、けがのためイランには行きませんでした。Jの試合で見たのですが、右のアウトサイドをやっていました。スピードと柔軟なドリブル、はじけるようなパフォーマンスが魅力的な選手でした。彼は来年のワールドユースへ行くかもしれません。
4人目は、前橋育英の青木。
やはりU19準優勝チームのメンバーです。ポジションはボランチ。稲本に比べるとまだまだ線は細いですが、ポジショニングは気が利いているし、展開力はあるのでけっこういいと思います。彼の場合は1試合しか見ていないので多くを語れませんが、明らかにU19のリズムの中心にいました。確かアントラーズが決まっているのではないでしょうか。こうしてみるとアントラーズはしっかりしてるね。
最後は、アビスパの平島。
彼は高卒のルーキーですが、今シーズンほとんどレギュラーで出ているのではないでしょうか。彼のポジションは右のアウトサイド。スピードのあるドリブルと思い切りのいい攻撃参加が持ち味の選手です。最近アビスパが元気がいいのですが、彼のはつらつとしたプレーは少なからず貢献しているようです。U19の権利があるはずなんですが、なんで選ばれないのかな、と思ってしまいます。

こうして見てくると中田、小野、俊輔、稲本、高原、明神らの黄金の世代の後ろにもちゃんと逸材は育っているなと感じます。
まだまだチェックしたい選手はいます。
U19世代では、ジュビロの前田(FW)、マリノスの田中(DF)、市立船橋の中沢(DF)、国見の大久保(MF)。
シドニー世代組では、フロンターレの我那覇(FW)、レイソルの大野(MF)、レイソルの北島(FW)、アントラーズの鈴木(隆)などなど。
これからも若手チェックは怠らないようにしたいと思います

 

        

        

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