(5) バッジオはやっぱり僕のアイドルだな |
中田のボランチいけるかも インテル対ローマ戦、ローマ対ベネチア戦を見て2つの感想があります。 1つ目は中田のボランチです。 ローマの中にあって、デビューしてから一番機能していたのではないかと思います。 もちろん驚くようなプレーを見せたわけではなく、彼はこんなものではない、という程度の出来ではあったのですが、今後ローマでの役回りは深い位置でのゲームコントロールと長いボールでの決定機演出が期待されるのではないでしょうか。 いずれにしても、乗り越えるべき壁(それもレベルアップした壁)が再び中田の前に立ちふさがり、それを悩みながら彼がクリアしていく様子を逐一見られるのは何とも楽しいものです。 ビッグになるかもしれないし、イチから出直しになるかもしれないし、これから残り10試合強が楽しませてもらおうと思います。 日本代表でもボランチをテストしてみると良いと思います。 小野、俊輔との絡みに深みが出るのではないでしょうか。 そうしたらとんでもないチームになる可能性も秘めています。こちらもわくわくしてきます。 バッジオはやっぱり僕のアイドルだな もう一つの感想は、バッジオ健在ということです。 この試合に限っての彼は、実に身体が切れていて、ジョモカップで来日して美技を見せていた内容に近いものでした。 彼がボールを持つと周りが一斉に動き出し、チームに躍動感が宿っていくのが手に取るようにわかります。 そして必ず、仕掛けのあるいはフィニッシュのための絶妙なパスが出てくるのです。 すばらしい。たのしい。うつくしい。 フィジカルが弱かろうが、90分戦えなかろうが、彼はやはり宝だと思いました。 俊輔の生きる道はやはりバッジオだな、と再確認したのです。 |