2004年02月11日 ここ数週間の兄宛のメールをまとめてみた!

エックステンション まてど暮らせど小頭からの業務連絡はない。こうなったら仕方がない。編集長たる私がたとえ嘘をついてでも記事をあげなくては,だれも当ページを見てくれなくなってしまう。

 というわけでまずは年末の小頭の動向からご報告いたします。ボツワナでの任務を終えザンビアに戻ってきてまずは懸案となっていた引越作業にとりかかったようです。今度の住居はかなり快適なものらしく,顰蹙をかいそうだ,と本人のメールにもあったくらいなので,相当快適な住居らしい。まあ何よりも大家さんがしっかりした人で,不都合な点はすぐに改善の手をうってくれると言うのがなによりであろう。

 その後,12/9に実家に以下のメール(抜粋)が届く。
絵葉書はボツワナで買ったけど…送ったのは南アの空港からです。
ボツワナで切手を買えなかったから。おかげで,これから使うこともないだろう“ランド”(南アのお金の単位)を持つことになってしまいました。他にも,アフリカの子供向けの写真絵本も買ったんだけどね。でも,無事届いてよかった。旅に出る時は、いろいろな人の住所を持ち歩くべきだと思いました。結局,実家しかわからなかったからね。
  先週末は某建設会社の方の家に入り浸ってました。専属のシェフ(バングラディッシュの方。ずっと清水でシェフをやってみえて、日本食も作れるんです。)の料理がおいしくて,久しぶりにアジの干物を食べました。(ちなみにゼネコンの人というのは恐らくODAの事業かなんかで派遣されているものと思われる。私の友人にも一昨年ザンビアから日本に帰国したのがいるが,当地ではそういう人達はメイドさん達を雇わなくてはならないらしい。雇用促進とはいえ,寂しい事実である。)

ザンビア同期隊員と休暇 添付と言えば、今回は年末、友達の任地を回った時に頭をまた編んでもらったので, その時の写真を添付します。これで2000クワチャ。編みこみは安いらしい。4800クワチャが1ドルだから,50円くらいで髪を編んでもらってしまったということだね。 書いていて,この後、ウルトラマンのようになった私の頭を見てもらおうと思い立ったので、
その写真も添付します。左端の友達は,エックステンションといって、髪を付け足して三つ編みしてるんだよ。ザンビア人はよくしています。もとの髪はチリチリだもんね。(ちなみに上の写真は編み込みの最中のものらしい)

カメレオンと… リレハンメルのことについて話題が沸騰していた時期でもあるらしい,1月の中旬くらいは通信状態もよくなかったようで,こちらへの連絡は事務連絡のみという寂しさである。ちなみにリレハンメルはノルウェーだぞ!また年末年始は右の写真の同期の協力隊員とちょっとした旅行に行った,という未確認情報もある。が,僕のところに報告はあがってこない。

 ちなみに左の写真は1/27に我が家に届いたメールに添付されていたもの。『私がびっくりさせたので,カメレオンもびっくりと口をあけてしまっています。怒っているから、体に斑点が出ているんだって。』ということである。いずれにせよ…元気そうで…なによりだ…。

2月18日 管理人が両親に泣きのメールを入れ,小頭よりのメールを転送してもらう

キーちゃんと… 相も変わらず僕のもとに連絡は来ない…。お〜い!素敵な報告頼むよ!たまに見ているのは知っているんだぞ!
 さて,そんな愚痴を書いていても仕方がないので,表題の通り最近の様子を我が母上にお尋ね申し上げたところ…,意外と連絡来ているじゃない。但し,ここで言えるようなことが異常に少ないのが問題だ。
 相も変わらずザンビアで何をしているのかさっぱり分からんが,どうやら元サッカー日本代表の方(ピンぼけでも北澤豪だと分かるところが彼の凄さか?)とザンビアでお会いしたようで,ピンぼけなれど嬉しそうなので,掲載。但し,どこで撮影されたものかは本人からの情報を待つしかない…。
 ついでに言えば,変わらないなぁ〜,と思える事態なのだが,現地の校長先生(多分勤務先)と今一つうまくいっていないらしい。あきらめろ!日本人は奥ゆかしいんだ!全てを自分の手柄にしようとする,とか色々あるらしいが,日本にいる兄にはそのくらいしか言えんな。
 で,今年のバレンタイン・デイは相手に恵まれたのかい?と,とりあえずこんなところで聞いてみた!

 後日JICAのウェブサイトに北沢選手のザンビアでの様子が記事としてアップされました。あまり本人とは関係なかったようですが…

2月21日着 兄宛のメールより ザンビアでの生活(基本は本人談)

 バレンタインだけど,マンダヒルというショッピングセンターに行かない限りは実感しなかったね。そのマンダヒルでも,一人で歩いている男の人にバラを配っていたって。つまり,日本みたいに女の人が男の人にチョコをあげる,というのがバレンタインではないんだよ。(あれが日本だけの習慣だと言うのは百も承知だ)プレゼントを選んでいる女の人はたくさん見たけどね。もちろん、男の人も買っていたよ。まぁ、イベント大好きの私としては,物心ついてから初めてバレンタインに何もしなかったかも。(嗚呼,そういえば君が巻き起こした楽しい事件もありましたな。最近全く彼には会っとらんぞ)そんな雰囲気だもの。言い寄ってくる男の人はたくさんいるからご心配なく!!…ザンビア人だっていいじゃない!(誰が悪いと言った!いい男を捕まえろ,と俺は言うだけだ…俺がうちの親に怒られるかな?)

いまいちザンビアで何をしているのか分からない、ということだったので今の活動状況報告!今日,土曜日も出勤。日本と変わらん。ハードワーカーだよ。…おかしい。(おかしくない!君は何をしにザンビアくんだりまで行ったんだね。あと一年だぞ!)今日は3月12日のYouth Dayのためのマーチングの練習に行ってきました。各校40人ほどが,大統領の前でマーチングするみたい。話していて,ルサカ市内には公立小学校が81校あると分かりました。女子高でも男子校でも“St…”(日本で言うと"聖…"と言うやつです)とかがついている学校でも、公立なんだね。そう言ったら他の学校の先生に「あなたの学校もPrince Takamadoでしょ?」って言われた。………ごもっとも。
  それにしても、アフリカの民族はやっぱり歌、踊り好きだね。バスの移動中は歌いっぱなし。マーチングしなくて暇な時も歌い,踊る。マーチング練習が終わったら、また歌う。踊る。遊ぶ。(驚くことでもないだろう。君もそうだ。ちなみに君の場合は泣くと言う作業も入るけど…)私も一緒に踊ってみたよ。円の中に入って,男の子を選んで一緒に踊る。横・お尻・前・そしてハグ!(抱く,といったところか)私がやったらみんな大喜びだった!でも,彼らのように腰を器用には振れないんだよね。あれはすごいよ,ほんとに。(諦めずにその芸を盗んできなさい)
 朝5時に起きて行き、やっと今帰ってきたよ。毎日こんな感じ。平日は7時半から5時までは学校にいるから、朝7時に家を出て6時前に家に帰る。自転車を毎日1時間以上こいでいる。毎日ご飯も作る。洗濯も全部手洗い。本当に生活するだけに追われているザンビア生活…。しかも土曜もマーチング練習だから,ちょっとお疲れです。

久しぶりのメールなので調子でないね。(調子が出ないとか言っている場合ではない。こっちはあんたの調子次第なのだぞ!)

 そうそう。昨日ね,アシスタントマネージャー(教頭みたいな人)が「チキンいらないのか?」って言うから、「ホールチキン?」「そうだよ。17,000クワチャ。(日本円にして450円?ほど)」「でも一人で一匹は…。」「冷凍庫に凍らせておけばいい。」…うちの冷蔵庫、ワンドアで冷凍庫は氷が作れるくらいしかないんだけど…。「じゃ一匹。友達呼んで食べる。」…といって頼んだのね。今日「外に鶏がいるよ。見ておいでよ。」「ほんとだ!」…嫌な予感。………的中!!「チキン頼んだでしょ?お金持っておいで。」…そっかぁ。チキンてこういう意味ね。今日はうちに犬2匹と鶏一匹が私と一緒に夜を過ごします。(そこでこそ庭には二羽鶏が…というギャグをかましてほしかったぜ)うちで解体してもいいけどせっかく生きている鶏を買ったのに,わざわざ凍らすこともないでしょう?今日友達の家に行って一緒に解体し,料理隊員に料理してもらうつもり。
 私って抜けてるのかなぁ?見ていておもしろい,って言われてしまうんだけど…。

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