Last update 2004/08/09.

ケータイの話など。


先日、2年ほど使っていた携帯電話を換えてみた。
携帯電話を持つようになって、かれこれ7年以上になるが、 現在の「au」が「IDO」 (*注1) と名乗っていた頃からのユーザである。

これまでの7年間で3機種を使ってきた。
最初の機種は確か京セラで、ストレートタイプのものだった。
その頃は今の様にケータイとネットが繋がるなどなく、 ただ「携帯できる電話」というだけだった。
特に不便なく結構気に入っていたが、どうしても「着メロ」を作りたくなって (*注2)、 新しい機種に換えた。

次の機種は確か東芝のもので、これもストレートのタイプ。
換えて早速、念願の「着メロ」機能で RUSH (*注3) の曲を入れてみたものの、 当時の「着メロ」機能で作った音では呼び出し音があまり聴こえず、 結局「着信音1」とかに戻してしまった。

これも主に電話の利用が主だったが、時代の流れで少しだがメールなども使い出すようになった。
が、この機種はどうもメールの機能への対応が稚拙で、 メール作成中に電話が入ると作っていたメールが消えてしまったり、 ちょっとキー操作を誤るとやはり作成中のメールが消えてしまったりと、 メール操作には実に不便な思いをしていた。

2004年の7月一杯まで使っていた京セラのA1012TK。 個人的名機でした。 開いたところ。
そこで、京セラのA1012TKに機種変換した。2002年の7月のことだ。
ここで初めて折り畳みの機種にしてみた。
このA1012TKは、折り畳みながら薄く、デザインも好みで、自分では初めて積極的に選んだ機種といえる。
薄さに関しては、現代の機種と比べても遜色がないと思う。(確か折り畳んで22mmほど)

この機種に換えてからはケイタイでのメールも本格的にできるようになったり、終電などをネットで調べたり、 ごくたまにはヤフオクに入札したりと、電話としての使い道よりネットの端末としての利用が広がった。

この機種に換える前、世の中の人がケータイ・メールをやり始めていた頃は 「おれはそんなの(ケータイでメールやWEB)絶対やらんぞ。」と思っていた。
駄菓子菓子、人間の意志など弱いもので、自分がそういう環境を手に入れたら、 そんな美学は何処へやら、さっそく、周りと同じように電車でプチプチとメールを打ってしまうのだ。

このA1012TK、かなり気に入って使っていたのだが、ケータイ界は私に新たな刺客を送り込んできた。
「カメラ付きケータイ」である。

A1012TKにはカメラは付いていない。
2002年当時、カメラ付きの機種も出始めていたが、またも 「そんなの使えるわけないよ。だいたい電話にカメラなんて付けてどうすんの?」と思っていた。 当時はまだそう思っていた人も多かったと思う。

しかしこの2年、ケータイは凄まじい進歩を遂げた。
今では、ケータイのカメラなのに200万画素、300万画素なんてのもある。
少し前のCMだが、これでは「デジカメに電話機能つけたらどうでしょう..」というくらいのレベルだ。

この頃はどこでもケータイの話題が出ることが多く、「どんなケータイを使っているか」という話になる。 (ケータイを持っていない、という前提は既にないのが怖い..)
「ちょっと旧いんだけどね..カメラとかないし..」と我が愛機を取り出すと 「カメラなし?そりゃヤバイですよ。」などと云われてしまう。
何が「ヤバい」のかどうもよく解らないが、そう云われると何だか「ヤバい」気になってしまう。
それに最近のケータイのカメラでは、2次元バーコード(QRコード)まで読めるというではないか。
何だそりゃ。

また巧くできたもので、ちょうど2年ぐらい同じ機種を使いつづけると、 リチウムイオンバッテリの充電容量が減ってくる。
さらに巧くできたもので、25ヶ月以上使うと機種変更が安くなるサービスがあり、 加えて、毎月蓄積するポイントもそれなりの点数がたまる。
こうなると「あぁ何だかケータイでも換えてみようかな」という気になってくる。

思いっきりケータイ界の産業構造に乗せられているのは解りきっているが、 ついついしてしまうのがこの「機種変(更)」というやつなのだ。

そこで新機種選びなのだが、このところのケータイは電話というより情報端末化、 もしくは、ほとんどパソコン化してきているので、逆に大型化している印象を受ける。
私の電話への要求仕様としては、
「デザインが好みなもの」
「文字が打ち易い折り畳み式」
「軽量コンパクトで薄い」
というものだ。
「au」に関しては、カメラは付いていないものがラインナップされていないので、 これは受入れざるを得ない。ただ200万画素、300万画素なんつーのは不要だ。

アンテナが出ていないのでタテの長さは短い印象。 ストラップはカプコンのゲーム「ディのクライシス2」の予約特典のもの。 4年くらいは使ってるかも.. 開いたところ。
そんな中、現行機種で要求仕様にあったものが今回選んだソニーエリクソンの「A1402S」だ。
色はブルー、シルバー、イエローとあって、これは自分でも意外だったがイエローを選択した。
というか、どうしてもこの機種に関しては黄色にしたかった。
自分の持ち物の中で「黄色い」ものはこれが初めてかもしれない。いい歳こいて原色好きになったか?

ソニエリに独特の「ジョグダイアル」だが、ジョグダイアルが付いた電話というのは初めてなので まだ使い慣れていない。
これに慣れてしまうとジョグダイアル以外に戻れないという人もいるらしいが、 今のところは「そんなに凄いもんか?」という印象。

開いた時に画面部とキーボード部に段差ができるのだが、ここにちょうど人差し指が 掛かって、持った時に安定するのはいい。

カメラは34万画素なのだが、いい感じに画面が荒れていて、この程度の方がいいと思う。 キレイな写真を撮りたければデジカメで撮ればいいんだから。
ただ、ディスプレイは本体の大きさに比して大きく見やすい。
また画面に表示される画や文字もひじょうにキレイで、この辺は技術の進歩を実感するところだ。
アンテナが無くスッキリしたデザインも気に入っており、やはり選択は正しかったと思っている。

中年オヤジの持つ原色カメラ付きケータイ、今後2年間どう頑張ってくれるのだろうか..?

薄さはほぼ一緒ですね。 次世代ケータイならぬ世代交代、で。


*注1:IDO
現在のau(KDDI)は発足当初「日本移動通信−IDO」と云っていた。
2000年にDDIセルラーグループと合併し「au」となった。
90年代はまだ1社で全国エリアをカバーできず、関西の実家に帰省する時などは セルラーグループに「ローミング」の切り替えをして使っていた。懐かしい話だ。
今の大学生のコに「IDOって知ってる?」と訊くと「何ですかそれ?」と言われてしまった..
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*注2:着メロを作る
今の着メロはネットからダウンロードするのが当り前だが、この当時は 携帯電話に直接音階を打ち込んで、各自で着メロを制作するのが常識だった。
「耳コピ」ができたり音符が読めたり、複雑な曲を作れる人はヒーローで 「またこんなの作っちゃったよ」とマニアックな「自作着メロ」を聴かせるのが ステータスだった。
職人技は技術化の波に押し流されてしまうのは世の常だ..
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*注3:RUSH
30年以上一線で活動するカナダのハードロックグループ。
私のページをご覧頂くと随所に登場するが、複雑な曲とテクニカルな演奏を身上とするバンド。
着メロで自作したのは彼らの代表曲である「YYZ」と「スピリット・オブ・ザ・レイディオ」のリフレイン。
制作にあたっては高校時代に買ったバンドスコアが役に立った。
もし群集の中でこの着メロが流れた時、目が合った人は間違いなくRUSHファンなので、 「いやぁどうもどうも」と握手を交わすのが夢だったが、ついぞ実現しなかった。
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