Last update 2004/02/29.

俺は「気持ち」を表現したい。

何だか最近すっかり筆不精いやキーボード不精になってしまい、 気楽に書いていた「雑文」も年に1,2回の更新になってしまった..
いかんいかん。このコーナーの本分を忘れていた。
やはりここは「どうでもいい事」を書くべき場所であってヘンなウケ狙いなど不要なのだ。

さて、
もう随分前の話ではあるが、ポータブルCDプレイヤーの新しいのを買った。
旧いのは特に大きな故障があったのではないが、不思議なことに本体裏の 電池ケースの蓋だけがなくなってしまったのだ。
まったく不可解ではあるが、カバンなどを探しても見つからずそのまま使っていた。

だがしかし、蓋なしでは電池を完全に固定できないため、演奏途中で 電池が外れてしまったりして不便な思いをしていた。
そこで新しいポータブルCD機を購入したのである。

新機種については、まぁ、CDが聴ければ良い程度の基準で選んだので、量販店で 値段が安いものにした。パナソニックの円形の筐体のものだ。

1台目のCD器 Panasonic SL-S230。個人的名器

1台目のCD機は上から見ると台形のような形状で、再生、送り、戻し、停止の機能が本体前面、 ヴォリュームやイコライザーの操作が本体側面にあり、カバンの中に入れてブラインドタッチで 音量の調整や、送り、戻しの操作ができた。カバンの中などで触っても、筐体の形状から ボタンの位置などが判り易かったからだ。

2台目のCD器Panasonic SL-CT490。これダメ。

これに対し、2台目のCD機はすべてのボタンが本体上面に集中している。 それはそれで良いのだが、筐体が円形なので、相対的にどこにボタンがあるかが ブラインドタッチでは判り辛いのだ。

また問題なのがヴォリュームの調整機能だ。
1台目のCD機は、アナログ式にヴォリュームを調整できるのに対し、2台目のCD機は1-2-3-4... というように「デジタル」式にヴォリュームを調節するのだ。

これにはまったく不満で、ヴォリューム3.5とか4.2とかいう微妙な調整ができない。
(実際に機械が3.5とか4.2を示しているわけではない。個人的な感覚だ。)
「気持ち音量上げたいな」という時の、この「気持ち」が表現できないのだ。
私にとってこれはひじょうなストレスである。

しかし最近の電化製品はこのような仕様のものが多い。
何でもかんでも0と1で割り切る「デジタル」式で事を済ませたがる。

ALPINEのカーステ。ヴォリュームが..

愛車に取り付けているカーステレオにしたってそうだ。
カーステレオを交換するにあたって「ヴォリュームはアナログ式のもの」というのが 私の要求仕様の一つであった。
先にもあるように、カーステでも微妙な音量調整を実現したかったからだ。

そこで現在のカーステレオを購入したのだが、使ってみてびっくり。
一見、アナログ式に調節できる様に見える調整ノブは、実はデジタル式だったのだ。

確かに音量の操作は調整ノブを回転させて行うが、「すーっ」と無段階に変化するのではなく、 「カクカク」としたクリック感を伴いながら、1-2-3-4...と調整するのだ。まったく融通が利かない。
これでは「ピピピピ」と上下スイッチを押して音量を変えるのと何の違いもないではないか。

私が少年期の頃、ラジオカセットやテレビなどはアナログ的な操作が主流だった。

ラジオでも、電波が入り辛い時は、チャンネル調整ノブの「零コンマ数ミリ」(ほんとそういう感じ) 動かすと番組が聴けるようになったり、 UHFで放送されていた、ちょっとエッチなテレビ("おとなの子守唄"とか)を見たい時、 テレビのダイヤル式のチャンネルの下にある「微調整ができるツマミ」を操作する事によって、 よりクリアな映像を手に入れることができたのだ。
(これらの"調整技術"については、その当時の中高生はかなり高いレベルにあったと考えられる。)

地上波テレビ番組もデジタル化された今、もはやそのような努力は不要かもしれない。
しかし、アナログ時代の残党に「気持ち」を表現する自由を残しておいてはくれないだろうか。

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