*注:検索エンジンでヒットされた方へ:
混乱させて申し訳ありませんが、このページは
囲碁対局専門のページではありません。
またも唐突に始まった企画。
まぁ、どーでもいいページなんで、企画もどーでも良いのだが。
今まで、または普段、ゼッタイやらないであろう事を体験してみる企画である。
次があるかどうか分からないが、第一弾は「囲碁対局を見る」。
毎週日曜日の昼どきにNHK教育で放送されている「囲碁対局」だが、実は子供の頃から
よく目にはしていた。というのも、ウチの父親がこの番組のファンであり、午前中の
将棋対局から囲碁対局と、時間にしてほぼ4時間、どっぷりと居間のテレビで見ていたからだ。
ムカシは今と違って、テレビは一家に一台が当たり前だったので否応なく「見せられて」
いたというわけである。
自分自身、囲碁はもちろん将棋さえ打てないので、この番組、しばらく見ていなかったが、
日曜日、ふとした事からしばらく見てみる事にした。
「ふとした事」->司会の女性がちょっとタイプという事であった..(結局ソレかい!)
ニュース・キャスターもそうだが、こういう「ストイックな知的美人」に弱いオトコ
というのも確実に存在するのだ!(自分じゃん)
今回見たのは「NHK杯囲碁トーナメント2回戦第10局」。
対局するのは黒:先手:蘇耀国 6段、白:後手:加藤正夫 9段。
対局の場には、打ち手や時間を読み上げる人が居るものだが、打ち手を読み上げる人は女性で、
万波佳奈 初段、秒数をカウントする人は武宮陽光 3段である。
この対局では、一手を打つのに与えられる持ち時間はそれぞれ30秒。持ち時間を過ぎてしまった
場合、拘留時間("考慮時間"とも聞こえたのだが、ここでは拘留時間としてハナシを進める。)
はそれぞれ10分。この拘留時間を1分毎に区切って使う事ができる。別にいきなり10分使っ
ちゃっても良いがそんな事では勝てないのは当たり前。この辺の時間の使い方にも
駆け引きがあるようだ。
何れにしても、かなり短い時間で一手を打たなければならない事になる。
番組を少しでもご覧になった方は分かるであろうが、対局と同時進行でスタジオで
解説を行っている。
例の立て掛けてある碁盤にマグネットで貼って行くアレだ。
その解説は何と外国人。マイケル・レイモンド 8段。何度か見ているが外国人の
解説者は初めてだ。しかも、ムチャクチャ日本語も上手い。
囲碁って中国と日本くらいなものかと思っていたのだが、割とワールドワイドで驚いた。
司会は(ちょっとタイプの)稲葉禄子(よしこ)アマ6段である。
将棋もそうだが、囲碁の対局も非常にクールに進められる。
このクールさがルールも解らないのに引き込まれる要因でもあった。
一手一手、手を読み上げる万波初段。「黒17の十四 右下すみ」
「白16の四 右上すみ おし」..例の、あの調子である。このストイックさがいい..
聞いていて手を打つ時に「ひらき」とか「とめ」とか「おさえ」とか打ち手の内容?を云う
場合と、「10の十」の様に打った地点だけを云うケースがあり、
そこの違いが解らなかった。手が解らなかったり、間違っちゃったりしないのかな?
(<-しないって!)
また、感心させられるのはタテ19×ヨコ19の桝目の何処に置いたってのを
決して間違わないことだ。将棋は9×9なので、シロートでも何とか間違えないだろうが、
19×19で361もの桝目の位置をパっと云えるあたりは凄い。
まぁ有段者になれば当たり前なのかもしれないが、分からなくなって
「えっとぉ..って云うかぁ、12の九って感じ?」(ナンでコギャルだ?)とか
間違っても云わないのである。う〜ん、プロだ..
解説スタジオでは、例の立て掛けてある碁盤に打ち手を「コピー」していくのだが、
先に打つ手を予想しながら、バチバチ打っていくワケである。で、話しながら対局の盤を見て、
また元に戻しちゃうのであるが、それさえも、常人にとっては凄い事である。
対局は238手で終局、加藤9段の勝ちとなった。
ちょっとタイプな稲葉アマ6段曰く「激しい戦いでしたね。」との事だったが、
どこがどういう風に激しかったのかは、残念ながら、我々シロートには解らない。
結局、何がどうなって勝ちなのか解らないが、何となく解るのは囲碁も陣取り合戦、
という事なので石の置き方によって「この囲った部分は黒の陣地とか白の陣地」とか
決まっているのだろう。終局してからは、両者とも空きスペースに
碁石をガンガン置いていた。
例のよく通るトーンで「10秒..20秒..25秒.28秒」と時間切れ寸前で石を置く...
この「緊張と緩和」が超ストイックに展開される囲碁対局、
一度ご覧になってみてはいかがだろうか?
日曜の昼下がり、ある意味「非日常」が体験できるのではないだろうか。
でも寝ちゃうかも..