Last update 1999/10/06.

●俺は「買ってはいけない」を買ってはいけないのか、 「「買ってはいけない」は買ってはいけない」を買ってはいけないのか?

*話題の都合上、解りづらい表現が多いですが、整理して お読み下さい。

先日、書店に行った時のことだ。平積みされているムック本が目に付いた。
買ってはいけない」白い表紙に太いゴシック体の文字でタイトルが 記されている。
書店でやたら目に付くこの本、気になっていたので手にとってみた。
さっと目を通してみると、現在販売されている食料品、生活用品を実名で挙げ、 それらの成分について危険度を警告する内容になっている。
ジャンクフーダーであり健康マニアである私は (この時点で矛盾してないか?)、さっそく購入、読んでみた。

読んでみると、普段から愛用、愛食?している品々についての糾弾の数々。
毎日会社で3時に食べている「ザ・カルシウム」、これからのシーズン小腹が 減った時には欠かせない「ヤマザキ中華まん」、
今まで何杯食ったか判らない「日清SPA王」(本文ではラ王)、 黒生にハマる前にはコレだった「キリンラガービール」...
うむ...これでは明日末期ガンを宣告されてもしょうがねぇなぁ...
実際、読了後はかなり暗い気分になったのも確かだ。
健康マニアの自分とジャンクフーダーの自分との間で葛藤が始まる。
これを読んでから、実際、コンビニでモノを買うのにもためらったし、SPA王も、 マクドナルドも控えた。

しかし、首都圏一人住まいのオトコにとって、コンビニ、ジャンクフードとの決別は 死に等しい(ってそんな大げさな...)。
だいいち、スーパーの隅っこで売られてる無農薬野菜やら無添加食品は、 やはり高い。
自炊できない生活とは云わないが、長い通勤を終え帰宅し、自炊する気力は起きない のが現状である。
ガンになろうが、精子の数が減ろうが知ったことか!
理想と現実のギャップを認めざるを得ない私は、SPA王を食い、 コーンスターチ(注1)の入ったアサヒ黒生を呑んだくれる生活に戻った。

「「買ってはいけない」を読んで、ひとつ文でもかいてやるか」と思い付いたころ、 書店でこんな本を見つけた。
「買ってはいけない」は買ってはいけない
「おぉ、何たることだ。「「買ってはいけない」は買ってはいけない」はオレが 書こうとしていた文のタイトルだぞ。ヤラれた。」
さっそく手にとって見ると「「買ってはいけない」は買ってはいけない」は、 「買ってはいけない」の論拠の矛盾、解釈の誤り(実際、シロートには 正誤の判断はつかないのだが)など、 「買ってはいけない」に対するアンチテーゼ、カウンタートークといった内容だ。
読み進めて「ほーれ、オッケーじゃんか、コレ。」と 「「買ってはいけない」は買ってはいけない」に共感しまくった。
というか共感したかったのか。
中には、「買ってはいけない」でも「「買ってはいけない」は買ってはいけない」でも オススメでない商品もわずかにあって、それはさすがに抵抗を感じるのだが。

実際、「「買ってはいけない」は買ってはいけない」を読んで、ジャンクフーダー としては、かなり勇気づけられたのも事実だ。
が、「買ってはいけない」を読んで以来、品物、特に食料品を買う時に、パッケージの ラベルをチェックしている健康マニアの自分もいる。

「買ってはいけない」、「「買ってはいけない」は買ってはいけない」の両方を読んだ 者としては「買ってはいけない」を買ってはいけなかったのか「「買ってはいけない」は買ってはいけない」」を買ってはいけなかったのか、 悩むことしきりなのである。

(注1):コーンスターチはコーンスターチそのものが人体に悪影響があるわけではない。
遺伝子組み換えを行ったコーンを原料に使っている場合、生物への影響が確認できていない、 ということである。


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