◆ドラマの中の時計 [2003/11/11]
このところ、世間的にも時計ブームということもあってか、映画やテレビドラマなどでも登場人物の
している時計がフューチャリング(何か恥ずかしい表現..)されることが多くなってきた。
時計を見せまくる(!)役者と云えば、織田裕二だ。
ドラマ「踊る大捜査線」ではウエンガーのクォーツのクロノグラフ(ミリタリークロノだっけ?)を愛用している設定。
ウエンガーでは、これを「青島刑事モデル」として発売している。
さほど高給取りではない刑事という設定なので、やたら高級な時計でないものを愛用しているところは庶民的である。
織田裕二でもう一つ話題になったのが、映画「ホワイトアウト」で装着していた腕時計。
IWCのアクアタイマーが一瞬だけ映るのだが、この映画公開当時から、IWCのアクアタイマーの人気上がったと聞く。
この文章を書いている時点で、ちょっと珍しい腕時計がフューチャリング(またも恥ずかしい表現..)されている作品がある。
日本テレビ系で放送されている「共犯者」というドラマだ。
浅野温子と三上博史が出演しているが、浅野温子演じる主人公の女性が愛用しているのが、タグ・ホイヤーのモンツァという
ちょっとマニアックな時計だ。しかもクロノグラフではなく3針モデルである。(右腕にしている。)
主人公の慎重で几帳面な性格を表現する演出として、毎朝、時報でモンツァの時刻を合わせるシーンがあったり、
犯罪行為をしたのが主人公であるという証拠の一つとして、右腕にしているモンツァが表現されていたりと、
ドラマの演出において、結構なカギを握ってもいる。
最近のストーリーで、証拠隠滅のためなのか、三上博史によって川に投げ込まれてしまったモンツァだが、
時計好きの間では少しばかり話題になりそうな作品だ。
◆人の腕時計 [2003/05/21]
腕時計に興味を持ち始めて5年ほどになるが、どうしても気になってしまうのは
他の人のしている腕時計である。
人の腕時計をじっくり見る機会があるとすれば、やはり電車の中だ。
ノンブランドのものから結構高めのものまで、さまざまなものが見られる。
多いのはやはり高めのもので多いのはやはりロレックス。
パーペチュアルデイト、ジャストデイト系が多いが、若い人ではエクスプロラーTや
サブマリーナを着けている人も見かける。
ただロレックスについては偽物の比率も結構多いかもしれない。
ムーブにETAとか使った偽物であれば、パッと見の見分けは難しいが、
明らかにクオーツムーブのの"ロレックスもどき"も見かける。
(なぜかジャストデイトなんかのコンビが多いのだが..)
前に「デイトナ」を見て「おっ」と思ったが、良く見たら、
スモセコの方の秒針は動いておらず、クロノの方の秒針だけ動いてた。
多分、本物じゃないだろうな..
続いて、というかもしかしたらロレックス以上に多そうなのはオメガ。
中でもスピマス(スピードマスター)、シーマス(シーマスター、<-略すな!)は多い。
シーマスターは自動巻きもクォーツもあるようだが、自動巻きを選んでいる人は
少ないように思う。
あとはバブル期に特に流行ったタグ・ホイヤー。これも見かけるのはほとんどが
クォーツのモデルで、モナコやカレラなんかはほとんど見たことはない。
やっぱ面倒臭いのかな、機械式は。
そんな中で、やはり目が釘付けになるのが、マニアックな時計をしてる人を見たときだ。
1つは確信がないのだが、ミューレの「シティーオートマチック」らしきもの
をしている20代後半くらいの人。数年前、まだ私もミューレM12を買う前に半蔵門線で目撃。
スポーツ・オートM12でなく、シティ・オートを選ぶあたりのセンスがニクい。
続いては田園都市線の地元駅で降りる直前に見た、前の席に座っていた40代半ばくらいの
サラリーマンのしてたチュチマミリタリークロノ。
チタンぽい雰囲気だったことと、少しぶ厚いケース、決め手はミリタリークロノの特徴である
平たいスタート/ストップボタン...
確度が変わった際、食い入るように文字盤を見ると、レマニア5100の4針。
時期的にも、チュチマFXオートを発注中の出来事だったので驚いた。
そしてここ最近の目撃談であるが、Sinnの244Tiをしている、これもフツーのサラリーマン。
年齢は40代後半から50代前半くらいだろうか..
朝、座席でうとうとしているおじさんの左腕を見るとSinnの244が!これも朝から驚いた。
いや、これらの時計は時計屋さんで見たりして、目にすること自体は自分の中でも
珍しいことではないのだが、「こんな時計をしてる人」を見るのは初めてで
驚いてしまうのだ。
皆さんの周りにもごくごくフツーに見えて「濃い」時計マニアが存在しているに違いない..
◆黒と銀 [2003/05/14]
あまり高くない時計ばかり幾つも買ってしまうのは悪癖なのだが、買ってしまう時計に共通した仕様がある。
もしくは、もとの仕様とちがっていても好みの仕様に合せてしまうのだが。
ひとつは、シンプルな3針モデルが多い、ということ。
もうひとつは、例外もいくつかあるが黒文字盤であること。
最後のひとつは、クローム(銀色)のボディに皮かゴムの黒いベルト、という点だ。
そもそも「時計物心」がついたときから金属ブレスというやつが嫌いだった。
単に「食わず嫌い」なだけかと思って、金属ブレスのインキピオーを買ってみたものの、結局
「バンビ」の黒いシャークスキンベルトに交換してしまった。
たまに「何故俺は金属ブレスが嫌いなのか」と自問自答してみるが(暗いやつ)、明確な結論には
至らない。ただ何となく金属ブレスは「ブレスレットっぽく感じる」と思うような気がするのだ。
これは私自身が、貴金属などのアクセサリーを身に付ける事に興味がない、嫌い、ということに起因
していると思う。
しかし、現在の腕時計のトレンドの中で金属ブレスを選べない、というのは結構選択肢が狭くなる。
例えば、すごく金持ちになって(子供並みの仮説)オーデマ・ピケのロイヤルオークが突然欲しくなっても、
予算以前に、あの魅力的とも思える金属ブレスでダメになってしまう。
’90年代のIWCのインヂュニアなんかもすごく憧れるのだが、「あれの金属ブレスを換えちゃうのは、どうも」
と思ってしまう。
結局、生理的に安物時計しか買えないカラダになっているのだ。
いやまてよ、パテック(・フィリップ)は皮ベルトでも100万円とか平気でしちゃうか..
◆ドーム型風防ってそんなに良いのか? [2002/02/20]
時計一覧の方でも書いたが、最近買ったインキピオー・ゼログラフ3の
オリジナルの風防(ガラス部分)はとにかく視認し辛かった。
というのも、もともとが反射し易いと思われるプラスチック製で、全体にラウンドしているのである。
プラスチック風防の時計というのは実質初めてだったが、けっこう乱反射するのには困った。
また、風防の周囲、ケースとの接合部が肉厚で、角度を変えて見ると針の先がどのあたりを指しているのかが曖昧に
なってしまう。
正直、これは購入を後悔してしまった。
腕時計は必ずしも正面からばかり見られる訳ではなく、満員電車の吊革につかまっている時や、時計をしている腕に
重い荷物も持っている時など、腕を顔の前に持って時計を見られないことも結構多い。
そういった時は腕の角度をちょっと変えて時計を見るようにするが、正面からではない方向からの視認性、というのも
腕時計にとって、ひじょうに大切な機能であると思う。
今回のインキピオーに関してはなるべく高さを押えた(構造上完全にフラットにできなかったそうだ)、平坦なプラ風防に
交換したら、視認性については多少改善された。
(参考までに書くと、風防は作成してもらい、風防料金+工賃で\7,000(税抜き)だった。)
インキピオー自体、おそらくはRolexのモデルを参考にしているので、わざわざこのような仕様の風防を採用だろうし、
このドーム型風防、人気があるそうだが、個人的にはまったく惹かれない。というより邪魔であった。
やはり時計には、フラットなガラス風防がいちばんだ。
◆ベゼル回らず [2002/02/11]
タイプデミナー購入後、何度かベゼルを使ってみた。
先日、ジーンズを購入した折りだった。裾上げ(<-短足)をしてもらうのに「あと40分したら取りにいらして下さい。」
と云われ、これば「ベゼル君大活躍のチャンスだ」とタイプデミナーのベゼルを回そうとした。
しかし、回らない..回転方向を間違えているのかとも思ったが、逆回転防止機能を有するタイプデミナー、反時計周りにしか
ベゼルは回らない筈だが..かなり強引に操作しても、渋く、10分程度(=60度くらい)しか回転しない。
そこで思い出した。前の晩、居酒屋で呑んだ時に、酎ハイ(カルピスサワー)をこぼしてしまい、時計にかけてしまった事を。
ある程度はおしぼりで拭き取ったが(ベトベトして気持ち悪かったので)、ベゼルの隙間にカルピスのベトベトが入り込んで
いるのではないか。
とりあえず家に帰って、食器用洗剤と使い古しの歯ブラシで洗ってみた。
すると、案の定「カチカチ」と小気味良くベゼルが回るではないか。
爆発物処理班正式採用のミッション・ウォッチもカルピスサワーまでは「処理」できなかったようだ..なんちて。(寒)
◆クロノグラフとダイバーズ [2002/02/05]
腕時計に興味を持ち始めた頃から、時・分・秒の3針モデルが好みだった。それは今も変わっていない。
そしてこの頃は「ダイバーズ・ウォッチ」がどうも好きではなかった。というより嫌いだった。
理由はベゼル。好みとして、ベゼルはシンプルなものであって欲しいのだが、ダイバーズ・ウォッチはその性格上、
ベゼルに分数が刻まれている。仕方ない事とは云え、やはり好きになれなかった。
3針、ダイバーズの他と云えば、クロノグラフだ。
正直、文字盤は見辛そうだったが、「機械式のクロノグラフというやつを一度持ってみたい」という憧れもあった。
ある時、ほぼ衝動買いに近い形で、Fortisのボーイズサイズのクロノグラフを買った。機械式のクロノグラフとしては
安価だったのだが、ムーブメントもこのクラスとしては標準的なバルジュー7750を搭載していた。
喜び勇んで購入したクロノグラフだったが..如何せん使い道がない。
はじめはインスタント食品の時間を計ったり、会社の通勤時間を計ったり(<-無理矢理..)していた。
さらに、これで走行会のタイム計測が出来る、などと考えていたが、グローブを装着した手で小さなスタート/ストップ
ボタンなど押せる筈もなく、また当たり前だが計測も秒単位。10分の1秒、100分の1秒まで計測したいなら
\980のストップウォッチでも事足りるのに気がついた。
クロノグラフは3針モデルに比べ構造が複雑なため、メンテナンスを考えると当然、クロノの方が高くつく。
クルノグラフに価値を見出せなければ、ただの宝の持ち腐れである。
そんな時にベル&ロスの「タイプデミナー」に出会った。
ダイバーズウォッチを基本としながらも、ダイバーズほどのベゼルの嫌らしさはない。
このベゼルも「爆発物の処理作業を5分間続けたら、交代して10分間休憩」という作業の目安になっている。
縛爆発物処理作業にとってはひじょうに重要な機能を果たしているのである。
クロノグラフを持っていた時もそうだったが、日常生活していて、経過時間を計る機会など実際にはあまりないものだ。
◆BC3オーバーホール [2002/01/24]
昨年末、オーバーホールに出していたBC3が戻ってきた。
機械式時計に限らず腕時計は2〜3年に一度、分解掃除、再調整をする事で、長い間使いつづける事ができる。
他に時計は幾つか持っているが、オーバーホールに出したのは今回が初めてだ。
安いクォーツ時計などではオーバーホール料金が時計本体を上回ってしまうので、余程気に入ったものでないと
オーバーホールに出せないのが正直なところだ。
2年以上に亘って愛用してきたBC3だが、ケースやベルトに細かい傷がたくさんあって、それなりに「年季」が出ていた。
しかし、今回、作業から戻ったBC3は、新品の頃の様な、とはまで行かなくともそれに近いくらい綺麗になって戻ってきた。
もちろん、外見だけでなく、内部のムーブメントもすべて分解掃除され、高精度の証であるDAY/DATEの切り替えも
午前0時ジャストに切り替わるように調整されていた。
オーバーホールの作業を依頼したのはP.W.M。
年末年始を挟んだため、依頼から1ヶ月半ほど掛かったが、通常は1ヶ月ほどで作業が完了するという。
P.W.Mは店舗を持っていないため、品物の授受は宅配便、作業の依頼や報告はインターネットで行う。
E-Mailにて、P.M.Wに作業を依頼、数日後、宅配便の封筒が送られて来て、ボール紙の箱に時計を入れ、P.W.Mに送付。
暫くするとE-Mailで時計の状況(外視)、作業見積りについて報告があり、ここで作業の継続を依頼すると、
正式にオーバオーホールの作業に入る。
オーバーホールの基本料金は\15,000。(実際は送料や消費税などが入って\17,000ほどだった。)
これを高いと思うか安いと思うかは、個人の価値観の問題だが、私個人としては作業量に見合った料金だと思った。
久々に腕に通したBC3だが、やはり良い時計だ。
1ヶ月以上離れていて、今回綺麗になって戻ってきて、改めて愛着が深まったように思う。
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