Last update 2003/03/31.

Niftyロックセッション「邦楽ろけんろ」に参加 [2003/02/22]

もう何回目かの参加になるニフティのロックセッション。しかし、考えてみたらば前回からほぼ1年ぶりの参加であった。
今回のテーマは「日本(語)のロックン・ロール」。セッションのタイトルも「邦楽ろけんろ」だ。

ルールとしては、ずばり日本語で歌われたロックンロール色の強い音楽、というもの。
代表的なところとしては、RCサクセション、ザ・モッズ、シーナ&ザ・ロケッツ、A.R.B、ルースターズ、ストリート・ スライダーズ..ちょっと古いところではダウンタウン・ブギウギ・バンド、キャロル、最近ではエレファント・カシマシ (彼らは最近、じゃぁないか..)、あんま知らないけど、ミシェルガン・エレファントや、バンプ・オブ・チキンなど。
ただこれらのアーティストの曲ならどれでも良いか、というとそんな事はなくて、たとえばA.R.Bの「R&R Air Mail」などは 歌詞がすべて英語(超簡単な英語なのだが)なので対象外、という結構硬派なルール。
こういったルールも「らしく」、ニヤリとさせられる。

今回は、自分で「表明」した曲が2曲、「便乗」した曲が4曲あったが、合計6曲すべてが「ロン」(=演奏決定)してしまった。 「ロン率100%」はこれまでのセッションでももちろん初めて。
その他、個人のライブや他のセッションなどと日程が近いこともあり、練習には苦労したが、まぁそれなりの準備はできた。
開催場所は、年末にもライブを行った 大塚ウエルカムバック
当日の演奏曲は以下のとおり。

01.ドカドカうるさいR&RバンドRCサクセション19.BLUESをやらないかい PEARL
02.WILD AND VAINRED WARRIORS20.タイムマシンにおねがい サディスティック・ミカ・バンド
03.TWO PUNKSTHE MODS21.無敵の日々THE GROOVERS
04.恋をしようよTHE ROOSTERS22.スモーキン・ブギダウンタウン・ブギウギ・バンド
05.G.W.DTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT23.身も心も ダウンタウン・ブギウギ・バンド
06.アイスクリンROSA LUXEMBURG24.ペピンAJICO
07.ファンキーモンキーベイビーキャロル25.キモちERCサクセション
08.ビュンビュン外道26.ミサイルマンThe High-Lows
09.HOLIDAYA.R.B27.さらば相棒A.R.B
10.BACK TO BACKThe Street Sliders28.スローバラードRCサクセション
11.マスターベーションThe Street Sliders29.ROYAL STRAIGHT FLUSH R&RRED WARRIORS
12.鉛の朝SPARKS GO GO30.ルイジアンナキャロル
13.SKUNKBLANKEY JET CITY31.世界の終わりTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT
14.くちゃROSA LUXEMBURG32.魂こがしてA.R.B
15.相談天国The High-Lows33.Tokyo Cityは風だらけA.R.B
16.悲しみの果てエレファント・カシマシ34.レモンティーシーナ&ザ・ロケッツ
17.天体観測The Bump of Chikin35.GET UP LUCYTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT
18.EVERYBODY TEARSPEARL36.雨あがりの夜空にRCサクセション

「ろけんろ」ということで、今回持っていったのはフジゲンのプレベ。
そういえばセッションに連れ出すのは初めて。
で、ワタクシ個人が演奏したのは以下の6曲。それぞれのインプレをば..

1.Back to Back / The Street Sliders(便乗曲)
高校時代、ストリート・スライダース(以下スライダース)で初めて聴いたのはこの曲だったと思う。
スライダースとしては、ホーンセクションをアレンジに採り入れたりし始めた頃のポップな曲。
ベースの演奏的には、Aメロ部はすき間が多めで、途中から8分で入ってくる、というもの。 (文章では伝わりにくいと思いますが)
途中、メンバー各自の構成が怪しくなったが、何とか上手く誤魔化す..いや纏めることができた。

2.マスターベーション / The Street Sliders(表明曲)
自身で「表明」した曲。曲自体も気に入ってはいたが、正直、タイトルのインパクト勝負。
まさか演奏に至るとは思わなかった。
曲は初期のスライダースの曲らしく、曲の雰囲気、歌詞ともに良い意味でのルーズさが出ている。
また普段大声で発するのがためらわれる言葉だが、大手を振って歌えるのも魅力。 ちなみに、ボーカルをとったのは女性だった..
ベースの演奏としては、大まかに3パターンくらいの繰り返しだが、曲の魅力でもある 「ルーズさ」をキープして弾きたいところ。
実際の演奏では、各自少し速いテンポの演奏になってしまい、テーマである「ルーズさ」が 少し上手く引き出せなかったと思う。

3.ミサイルマン / The High-Lows(便乗曲)
正直ハイロウズはあまり好きな方ではないが、この曲は結構好き。
今回、自身で演奏する曲としては、ハードな部類に入るためチカラ技勝負といったところ。
この曲については、結構コピーでも難儀し、曲中数回出てくるテーマリフに絡むベースの 音遣いがどうしても上手くとれず、結局完全コピーとは行かなかった。
自宅で練習しているときも「この曲は苦労しそうだな」と感じていたが、果たして その悪い予想は当たり、実際の演奏では左手がアグレッシブに動かず(さいきん左手動かなくって..)、 ヘロヘロな演奏となってしまった。
もうこういう曲は演奏できないかなぁ..自分の思い込みと、現実のギャップを思い知らされる結果に。

4.さらば相棒 / A.R.B(便乗曲)
ここからは個人的には「気合い」タイム。
私、長太郎ととA.R.Bというと意外に思われる方も居るかもしれないが、実は高校生時分、 A.R.Bのコピーバンドを2年間演っていた。しかもリードボーカルで。(ベースなし、手ぶらで。)
そのときももちろんベースは弾きたかったが、パートの事情があって、弾けず終い。 16年経って初めてA.R.Bをベースで演奏できる事になった。

私がハマっていたのはいわゆるA.R.B黄金時代の第2期(石橋凌/キース/田中一郎/中野"サンジ"良浩)、 第3期(石橋凌/キース/斎藤光浩/岡部滋)。どっぷり80年代である。
この「さらば相棒」もそんな中の1曲。今にしてみれば歌詞は「ド演歌」かもしれないが、 学生時代、女性にフラれた時は他のA.R.Bの「泣ける曲」と共にエンドレスで聴いて酔いつぶれたものだ。 なので、この曲、絶対に人に演奏させる訳にはいかない、という「気合い入りまくり第1弾」だった。

曲としてはいわゆる「フォークロック」的な感じで2部音符、4部音符程度で音数も少ない。 しかし、そういった曲だからこそ音と音の間を大切に演奏したいものである。
実際の演奏はメンバーにも恵まれた事もあり..そりゃぁもう「逝っちゃいました」よ。

5.魂こがして / A.R.B(便乗曲)
高校2年の頃、修学旅行で山口県の萩市に行った。
萩市は「萩焼き」という茶碗などが有名で、体験学習で自分で好きな柄を湯呑みに書くという イベントがあった。
そのときに17歳の私が書いたのがこの言葉である。
「魂こがして」
我ながら、なんと硬派な学生であったことかと思う。

そんなエピソードは良いとして、この曲も「気合入りまくり第2弾」の曲だ。
云うまでもなくA.R.Bを代表する1曲で、ライブでも必ず演奏される。
高校時代のコピーバンドでも何度となく歌ったが、実は本格的にこの曲のベースをコピーするのは 初めて。基本的に速い8ビートでルート中心に弾けばいいのだが、曲のBメロでルート->5度->Oct上という アルペジオ的なベースのフレーズが出てくる。ギターリストがベースを弾いたようなフレーズだ。
ピックで弾けばそれほど問題ないが、指弾きだと結構難しく、直前まで上手くリズムに乗れず、 しかもコード進行を間違ってしまうという..実はかなりの懸案事項だった。
しかしその場での「気合い」とは恐ろしいもので、当日はほとんど問題なく「弾けてしまった」。
演奏メンバーはDr,G,Bの3人。この3名は先の「さらば相棒」でもコアメンバーであり、 それぞれA.R.Bに思い入れたっぷりであった。
個人的には初めて合わせたのに「バンドの様な一体感」が出せていたと思う。
いやー気持ちよかった。

6.Tokyo Cityは風だらけ / A.R.B(表明曲)
今回は「邦楽ろけんろ」というテーマのセッションであったが、このセッションについて真っ先に思い浮かんだのは この曲だった。
これもA.R.B初期から中期にかけての代表曲で、速い8ビートの疾走感に溢れた曲。
この曲のレコードバージョンは、曲の途中でブツ切りにされたようなエンディングになっている。
そのため、表明バージョンはライブバージョンとした。曲のエンディングがわかり易いからだ。
しかし、このライブバージョン、ものすごーく速い。レコード版の1.5×くらい。
これもピックで弾けば弾けるのだが、やはりA.R.B、オリジナルのサンジがピックで弾いていたとしても 私は指で弾きたい。ピックなんか通したら「魂」が伝わらないじゃないか。(バカ)
なので速いライブ版で練習したが、結局納得できるレベルまで行かず、他の演奏者に「エンディングだけは ライブ版で、テンポはスタジオ版でお願いします。」と泣きのメールを送る始末だった。

これで安心して臨めるはずだったが、本番ではメンバー皆が高揚してしまい、結局ライブ版とほぼ変わらない テンポで演奏する事になってしまった。
しかし、これも「その場の気合い効果」か、そのテンポで演奏できてしまった。家ではあんなに苦労したのに..
楽器を弾いていると「家ではできなかったことがスタジオやバンドでできた」という事が間々あって 今回もそのケースだったようだ。(もちろん、その逆のケースもあるんだけどね。)

ベースでこういう曲を弾くのは考えてみたらひさびさだったが、こういう「泥臭い」音楽ってやっぱり自分に合っている ジャンルなんじゃないかと思う。
演奏にある種の「気合い」(<-しかも体育会系的なもの)が入ったというのもこれまたひさびさ。
やっぱ演奏は「魂こがさ」んと。

[理屈なきベースマン長太郎:1つ上へ↑]