Last update 2002/11/06.

Eco歌会 晩夏の蝉時雨−サポートバンドに参加 [2002/08/30]

今年の2月に参加した「女祭り」の続編イベント。
前回はエレキな編成、というかフツウの編成だったが、今回は、バンド「ニライカナイ」のメンバーを中心とした メンバー編成。
ドラム、ギター、パーカッション、ヴァイオリンの4人は「ニライカナイ」のメンバー。 他には私、長太郎(ベース)とピアノ(主催者)。 ギターはエレキギターではなくアコースティックギターだし、キーボードもシンセ系ではなく ピアノということもあって、アコースティックな雰囲気で演奏する、という事になった。

今回も演奏曲決定->本番までの期間は短く、1ヶ月ほど。
われわれのバンドが演奏する曲数は前回より増しで、15曲。基本的にはカバーソング。
今回もいろんなバリエーションの曲があった。
今回演奏した曲の印象は以下の通り。

◆風になる/つじあやの
つじあやのに関しては、この曲をはじめて聴いたときに「何と素晴らしい曲だ」との印象を持ったのだが、ほどなく、 オンエアされていたプロモーションビデオを観てがっくり..あのビジュアルだと女性ファンの支持は得られても 男性ファンの支持は得られまい。
以来、ちょっとこの曲に対するイメージもダウン..まぁ何回も練習で演奏して 食傷気味というのもあったのかもしれないけど。女性シンガーは、やはりビジュアルも大切な要素です。
実は、つじあやのの他の曲も数曲聴いてみたが、正直、曲としてはこれが一番いい。というかこれしかないかも。
当日の演奏については、やはりメンバーもちょっと飽きちゃったかな、という印象かも。

◆会いに行こう/オリジナル
2月の同様のイベントでも演奏した曲。
前回は女性2人のボーカルだったが今回は、そのうちのお一方のみで演奏。
演奏しての印象は前回と同じ。

◆Let's Go Driving/オリジナル
前出「会いに行こう」と同じ作者の曲、とのこと。
「会いに行こう」はメロウな感じの曲だが、こちらは多少ロックっぽい雰囲気。
はじめに音源を貰った時は、歌メロが入っておらず、曲のイメージがなかなか把握できずに苦労した。
基本的にはデモテープに沿って演奏した、という感じ。

◆One summer day/リリコ
「リリコ」という名前のシンガーは知らなくて、ぱっと出の新人かと思っていたのだが、 何と露崎春女の別名ということで少しびっくり。
曲としては少し地味目なバラードだが、侘び寂び、強・弱、を良く考えて作ってるなという印象。
キーボードで作っているらしいコード進行で、弦楽器隊にはやや面倒なところもあるが、 憶えてしまえばストレートな曲なので演奏し易かった。
本番では、消音機能付きのチューナーを使っていて、ベースの入りの"おいしい"フィル・インで 音が出なかったという大失態を演じた。

◆Saving all my love/ホイットニー・ヒューストン
80年代のアメリカの歌姫といえばホイットニー・ヒューストンだった。この曲も大ヒットしたので当然知っていた。
しかし、ヒットした当時は、パンク少年だったからこういうの嫌いだったんだよねぇ。
今回、改めて聴いてみて..コピーしてみて..やはり良い曲です。
基本的には循環コードなのだが、さすがヒットするべく作られている曲だけあって、心地良いコード進行&メリハリの 効いた曲構成。 リズムもゆるく弾んだ8ビートで、他のメンバーもリハの時からひじょうに気持ちよく演奏していた。
このコード進行は「永久ループ」してしまいたくなる心地よさ。

◆Love again/華原朋美
華原朋美のいつの頃の歌かは知らないが、少なくとも私が持っているベスト盤(渡米前、小室と交際時)には入ってなかった。
華原朋美の曲にしては珍しく、少しもの悲しい感じ。
レコーディングはシンセベースのように聴こえるが、もしかすると多弦ベースで人が演奏している可能性もあり。
どアタマの音がLow-Dなのでちょっと困ったが、4弦ベースのDで弾いてみてもそれほど違和感がなかったので、 そのまま通してしまった。
基本的にはベードラ合わせのルート弾き中心で、これは得意とするところ。(ルートOnlyベーシストなのでこのくらいは..)
曲は寂しげだが、演ってる方は気分が良かった。

◆アンダンテ/矢井田瞳
演奏時にヒットしていた矢井田瞳の曲。
問題だったのは、今回はアコースティック楽器中心のセットだったこと。
原曲はかなり"エレキー"な曲だったため、音が薄くなるなどの懸念があった。
時間もなかったためアレンジした、というより強引にそのセットで実際演奏してみるとこれがなかなか 「アンプラグド版」なアンダンテになった。

曲については意外に作りが凝っていて、途中2度ほど転調するのだが、転調の「きっかけ音」がなく 転調するという、歌う人は困らないのか?という作り。
1番目の歌いだしの調と、1番目のサビの調が違うって事は大抵のリスナーは気付いてないんだろうなぁ.. (私もコピーするまで気が付かなかったんで、偉そうな事は云えないです..)
演奏については速い8ビートでまぁ結構得意な方。

◆Toss the feathers/The Corrs
The Corrsのインストロメンタル曲。詳しくはわからないが、原曲はおそらくアイルランド民謡あたりだと思う。
ヴァイオリンの細かい音遣いのリフが印象的な曲で、Corrsファンの長太郎は当然知っていた。 が、コピーしたことはなかった。
曲のパーツとしては「Aメロ」「Bメロ」の組み合わせだし、もともと 知っていた曲なので特に苦労はなかった。メンバーにヴァイオリンを擁しているからこそ出来た曲。
観客の反応はわからないが、他の出演者(歌い手さん)には「かっこいい」と評判だった。

◆My heart will go on/セリーヌ・ディオン
原曲は超有名な映画「タイタニック」のテーマ曲。なので、この曲も超有名。
原曲はストリングバシバシ、セリーヌの歌唱力大爆発の大盛り上がりバラードなのだが、当然そんなのはできない。
歌い手さんの希望もあって、前半バラード->後半ハーフタイムシャッフルっぽくアレンジを変更。
ハーフタイムシャッフルは大好きなリズムなのでこれも気持ちよく演奏できた。
こういう曲だとプレベの「グリっ」とした音がが活きる。

◆色彩のブルース/Ego Wrapping'
この曲も2月のイベントで演奏したのに引き続き2回目。
2月の時はエラくキンチョーして演奏したものだったが、このテの曲に慣れたのか、今回は割とリラックスして演奏できた。
しかし、相変わらず完コピはできず、「"エセ"(偽)4ビート」。

◆月の夜/コズミック・ブルー
原曲は何と俳優・豊原功補のバンドらしい。 基本的には3コードベースの「ロッカ・バラード」といった風。
基本、3コードとは云え、ナメてかかると順番間違っちゃったりするので、そこは注意が必要。
演奏はそれなりだったと思う。

◆ギブス/椎名林檎
これも"アンダンテ"同様、一見(聴)、アコースティックには向かない曲。
Aメロ部はピアノのアルペジオで静かなもんだが、サビはノイズギターの洪水。
どうやって表現できるんだ?とも思ったが、強引にこの編成で演ったらそれなりに味わいのある 感じになって、これもタナボタ系のアレンジ。
"アンダンテ"の時もそうだったが、この曲ではプレベのトーン全開で、一人ゴリゴリ感を強調。

◆オーロラの瞳/小比類巻かほる
元のアレンジは知らないのだが、コピーしたのは小比類巻かほるのライブ盤の音源。
ほとんどドラムレスで、アコースティックギターと、ピアノ、ソプラノサックス(かなぁ?)、ちょっとベース、という曲。
曲も短めで、「フツウに良い曲」だった。

◆I'm here/小比類巻かほる
前曲と続くような感じで演奏される曲。ノリとしてはこれもベタベタなロッカバラード系。
ジャズ系出身のドラムの人は「こういうHR/HM的なドラムはねぇ..」と難色を示していたっけ。
ベース的には全音符中心でスケール大きく弾く、といったところ。
コード進行もキーボードで作ってるんだろうなぁ、という感じで、後半は1音くらい上がる転調。
やはり曲の作り方は上手いっスね。

◆愛しい人/Misia
出た。Misia。長太郎のケイタイ(電話)では「みーしゃ」と入力して変換すると「Misia」と出るMisia。
シングルになっている曲なのだが、私は知らんかった。
オリジナルは打ち込み系のアレンジがされていて、曲の存在を忘れてしまいそうなくらい サッパリした曲なのだが、コピーしたのはライブ盤で、アコースティックな感じで 演奏されているテイク。こっちのが曲の良さは伝わると思うけどな。

Misiaはコピーした事はないのだが、たぶん曲は簡単じゃないよな、と予想していた。 で、予想通り簡単ではなかった。
MisiaとかってOn-CODE(分数コード)が多いのだが、今回のコピー元はアコースティックギター中心の アレンジということもあって、下の音が良く判らない。 結局、シンセベースの入っているスタジオ盤を入手して、そちらをベースにコピーしてみた。
結局ライブ前日まで、コードを確認していたっけ。本番でも採った音には自信なかったです..

ライブの最後の曲という事で、エンディングは引張り&メンバー紹介などもあり、キーがC#っつーのに ベースでソロというかオブリをやる羽目に。
後で録音聴いてみたが、まぁそんなに外れている訳ではないので良しとしときます。

このバックバンド企画は今回で2回目、15曲を演奏したが、歌モノの曲をコピーして思うのは 「当たり前のような転調」。
今回の演奏曲の中でも、「転調しない曲」の方が少数派だ。
人によってはそんな事当たり前かもしれないが、(いちおう)ロック出身者としては、転調なんて 「ここ一発で使う」「ほーれ、転調だ、どうだ!」という感じで転調していたものだったので、 (転調すると)曲憶えるの面倒くさい、というのもあったが、たいへん勉強になっている。

第3弾はこれから2ヵ月後..To be Continued..