先日、愛用のMMスティングレイ・ベースのフレットを交換してみました。
フレット交換というと、フレットが磨耗したなどの理由で交換することが多いと思いますが、
今回の交換はフレットの磨耗、というよりも、弾き易さを重視しての交換でした。
弦楽器をはじめて十数年、フレット交換は自身、初めてのことです。
2001年にフジゲンのプレシジョンベースを購入しましたが、買って間もない頃から
弾き易い印象がありました。
理由を考えてみると、今までの手持ちのベースに比べてフレットが細い。
フレットが細い、低い(弾き易さについては、低い事の方が重要かもしれません。)という事は
弦から指板までの高さが低く済みますし、音も金属であるフレットの影響が小さくなる、事になります。
要は音がギラつかないかな、と。
スティングレイもMoonのJJも80年代後半から90年代前半に購入したもので、確かにそこ頃には
既にジャンボタイプの太いフレットが主流でした。
(ちなみにアニーボール買収前、'70年代の初期モデルのスティングレイは、
細いフレットを採用していたらしいのです。)
考えてみたら、高校生の頃に練習で使っていた\19,800のプレベもオールド・タイプの細い
フレットだったので、それに慣れていたというのもありますし、齢を重ねて(握力が弱くなった?)、
ベース演奏を少しでもラクしたいと思っている私は、スティングレイのフレット交換を
考えるようになっていました。
フレット交換については、1年ほど前から検討していましたが、タイミングが合わず、
今まで延び延びになっていたというわけです。
フレット交換の工賃は高価です。楽器や指板の仕様にもよりますが、だいたい\30,000以上が相場でしょう。
一般に一番安く済むのは、デダッチャブル・ネックの楽器で、指板にバインディングや塗装などを施していない
ものです。スティングレイの場合はデダッチャブル・ネック、指板もローズ指板の無塗装なので、
最も加工が容易な部類でした。
作業を依頼したのは、実は13年以上前にこのベースを購入した、渋谷のイケベ楽器。
工賃も比較的リーズナブルで、昨年もMoonのJBのブリッジをバダスに加工してもらった実績もありました。
工期は2週間。10数年間の手垢が染み込んだ指板はキレイに再仕上げされ、当然ながら指板のエッジ部も
フレットのバリなどありません。ネックだけ新品になったかの様でした。
ついでに曲がっていた1弦のペグも真っ直ぐに直してくれていたし。
使用したフレットのブランドについては確認し忘れましたが、おそらくはジムダンロップのオールド
タイプのフレットだと思います。
料金はフレット代+工賃で税込み「\39,900」。うーん、仕方ないけど高価い!
フレット交換後一度スタジオで鳴らしてみましたが、音はそれほど変わっていない、という印象。
(演奏したのがハードロックだったから、あまり判らなかったのかも。)
期待した弾き易さですが、今のところ、こちらもあまり変わっていない、という印象です。
(これも、弾き方や演奏する音楽によると思うけど。)
弦高は目一杯下げているのですが..(ブリッジの駒のネジがもう回らないくらい)
しかし、今のところは指板やフレットがきれいになったし、作業の満足度としては高いです。
音、使用感については、また弾き込んでから改めてレポートします。
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フレット交換前の指板。
こうして見ると、フレット自体も
指板も結構痛んでいる。
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フレット交換後の指板。
フレットが細く小さくなったのは
もちろんだが、指板の「黒さ」が
違う。(オイル加工してある様)
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フレット交換後の指板。別角度から。
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