Last update 2001/02/12.

おとづくり

やはりこういう話題になると長くなってしまいますね..

【ベースの音の構成要素2:周辺機器】

"周辺機器"と書くと何だかパソコンの話のようですが、アンプやエフェクターについてです。

<<アンプ>>
先ほど楽器の項で「アンプはどうでも良い」ような事を申しました。 しかし現実的には、バンドのリハーサルではベース・アンプから音を出してメンバーに聴かせますし、 私たちが主に演奏している規模の小さい会場では、ベース・アンプからの出音も聴者に届きます。
アンプから音が聴こえてしまう以上、どうでも良いとも云えませんし、 嫌いな音を出しても気持ち良く演奏できませんので、やはりアンプの音作りにも無神経ではいられません。
アンプの種類も様々で、構造もいろいろなものがありますが、どこの練習スタジオにもあるアンプというと 最近では出力200Wくらいのトランジスターのアンプでしょうか。 実感としては"トレース・エリオット"なんかは、だいたい何処のスタジオに行っても置いてあります。

ムカシのアンプの操作盤といえば、Volume、トーンでは、High、Middle、Lowぐらいしかなく、ユーザが調整できる 幅も狭いものでした。最近のものはこの他にトーンの調整としてグラフィック・イコライザーが付いていて、 特定の周波数を指定してCut、Boostが行えるようになっています。 トレース・エリオットなどの様に、トーンにグラ・イコしかないようなものも最近のアンプには多いです。
いろいろ調整できるようにツマミが付いているのは有難いのかもしれませんが、私自身はあまり、いろいろと調整しません。 (面倒臭いのと、加工し過ぎた音は嫌いなので。)

具体的にどのように調整しているかと云いますと、まず、持っている楽器はすべて出力が小さいので、 楽器からの入力はHighまたはPassiveの抵抗の低い方に。 トーンの調整についてはフラット(Boost、Cutなし)を基本に、トレース・エリオットであれば30Hz、50Hzあたりを 2dbほどBoost、2kHz、5KHzあたりを、やはり2dbほどBoostするくらいです。
グラ・イコだけでなくHigh、Mid、Lowの3トーンがある場合は、グラ・イコをキャンセルし、3トーンをフラットに。 (大抵は12時方向でフラット) Highを2時〜2時30分程度Boost、Lowも同じく2時〜2時30分程度Boost、Midは場合によって少しCutする場合も。 またMidがLow-Mid、High-Midと別れている場合でも基本的にフラットで多少のCut/Boostを行う程度です。
Volumeが2つある2Volumeの場合は、入力側はピーク時に「OK」となるレベルまで上げます。出力側はスタジオなどで 制限を設けている場合がありますし、他の楽器とのバランスによってです。 基本は、通常の弾き方では歪まない事を前提にしています。

その他、プレゼンスやコンプレッサー/リミッターなどが付いている場合がありますが、そういったものはすべて キャンセルします。基本的にはフラット+α程度の調整しかしません。なのでセッティングは早い方だと思います。
前述しましたが、加工し過ぎた音は好きではないので、この程度の調整で十分だと思います。 また、使う楽器や演奏する音楽の種類によっては、High側を上げないこともあります。

<<エフェクター>>
実際のところ、あまり使っていません。
今までは、フレット付きのベースでロックを演る場合がほとんどで、その場合は、コンパクトタイプの"コンプレッサー"を 永年使ってきました。今でも使っているアイバニーズのコンプは12年ほど所有しています。
その他、コーラスなども使っていた時期がありましたが、自分の演るような音楽では所詮、ベースのエフェクトなど 無くてもいいようなものなので、外してしまいました。

一時期、アイバニーズのコンプを止めて、Zoomのマルチエフェクトも使っていました。
理由は値段が安かった事と、機能が「All in One」で便利だった事です。数10種類のエフェクトとチューナーまで入っています。 チューナーは音を出さずにチューニングでき、曲中でもチューニングできたため、ライブでは非常に便利でした。
肝腎の音の方ですが、基本的にプリセットされているものしか選択できません。私の場合、コンプだけを使っていましたが 「コンプ小」「コンプ中」「コンプ大」といった選択肢しかなく、コンパクトのツマミではできるはずの「微妙な調整」が 効かない点は不満でした。
結局、今はコンパクトに戻っていますが、気持ちのせいか、マルチは音も痩せていたような気がします。
フレットレス・ベースで演奏する時は、エフェクトは通していません。

<<シールド・ケーブル>>
案外、ぞんざいに扱ってしまうのがケーブルです。
かく云う私も、学生時代、もっともベースを弾いていた頃は常に金欠気味だったので、自作のケーブルを使っていたりしました。 電気系のプロが素材を厳選して手作りするものなら良いのですが、所詮はシロート作業、ハンダが取れてよく断線したものです。
6,7年ほど前から、多種多様な"高級"ケーブルが楽器店でも売られ始め、ケーブルも多少良いものを使うようになりました。 (と云うよりも、やっとケーブルに数千円投資できる程度の経済力がついたからですが。)
現在は"EX-PRO"というメイカーのものを使っていて、エフェクトを使う時のために3mと5mのもの2種類を持っています。
5mの方は、片方がL字プラグになっています。L字プラグがある、という点が購入時のポイントでもありました。 今使っている楽器はすべてサイドジャックなので、非常に重宝しています。
安物のケーブルと、ある程度の値段のケーブルとどう音が違うのか、実際弾き比べたことはないので判りませんが、 楽器本体からの音の最終出口となるので、ここに気を遣うことは至極あたり前のことだと思います。