【M20アッシュフォード〜Hastings(ヘスティングス)】
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初日の宿、M20のPremier Travel Inn。
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08:30<ここから帰国まではイギリス時間で。>
朝7時ごろに起きたが、これが時差ぼけというものか、明け方に目が覚めてしまって、それから数時間ウトウトを繰り返す。
まぁ長旅の疲れはとれたと思うけど。
朝食を摂りに、部屋を出て、ホテル隣のサービスにあるダイナーに向かう。
チェックインのとき朝食は"FULL"か""Light"かを訊かれたが、勝手が判らないのでとりあえず「Light EnglishBreakfast」をオーダーしておいたのだ。
この頃は「あぁこれから1日英語喋らなきゃならないのか..」と少し暗澹たる気持ちになっていた。
ホテルの隣にあるサービスの食堂で、「横のホテルのXX号室に泊まってる」というと、オバさんが何やらいろいろ云ってきたが
よく分からない。
オバさんはフロントに電話すると、納得したらしく、好きなメニューを自分で取って、という。ただし「Light」ね、と。
何が「Light」で何が「Lightでない」のか判らなかったので、適当にブレッド(トースト)、ジャム、マーガリン、
ヨーグルト、リンゴ、シリアルなどをトレイに載せ、レジに行く。
オバさんに「Tea? or Coffe?」と訊かれたので紅茶をオーダー。
選択は「Light」の範囲内だったようで、料金の追加などなし。そのまま席に着く。
まだこの頃は旅を楽しむ余裕などなく、暗澹とした気持ちが続いていた。
一旦、部屋に戻り、荷物をまとめチェックアウト。
駐車場に向かうと背の高いオバさん(私より10cmくらい高かったかもしれません。190cm近く?!)が「Mr!」と追いかけてくる。
朝食は摂ったかと訊かれたので「ハイ、私ハ朝食ヲ食ベマシタ」(教科書の現在完了形の例文のような回答)と答えると、
「何か問題はなかった?」と云われたので「イイエ」と答えると納得したのか「いい旅行をね」と云って戻っていった。
どうやら、朝食の時はフロントでチケットを貰ってそれをダイナーに渡す必要があったらしい。
まぁ朝食は食べられたので良かったが。
駐車場で改めて借り出した206をチェック。
排気量などスペックを知りたかったが、車検証的なものはなく、あるのは取り扱いを書いたA4版のカードだけ。
スイッチ類の説明や給油するガソリンの種類などが書いてあるだけだった。
ボンネットを開けてエンジンルームを覗くが、エンジンルームにもスペックが判りそうな手がかりはなし。
ただ、エンジンルームがやけにスカスカなので、1.4Lから1.6L程度のエンジンでは?と当たりをつけた。
その他、タイアなどを見て出発。ひとまず、ドーバーを目指すことにする。
09:15 DOVER 着
M20を降り、ドーバー着。適当に海岸線を走らせ、フェリー乗り場と思しきところに駐車。
まだイギリスの交通システムに馴染んでいないので、ちょっと停めたら違反キップを切られるのでは?と落ち着かない。
フェリー乗り場のトイレを借りる。
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ドーバーで一時駐車したところ。
石灰の広い崖と多くの海鳥と"海鳥のフン"が印象的..
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停まっているフツウのクルマが既にヨーロッパの小型車ばかりで一人盛り上がる。
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手前にロータリー、左方向にフェリー乗り場、この海の先はフランスか..
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実はこの「休み」の間、髭を伸ばしっぱなしにしていた。
日本では1週間くらい休みがあると無精ひげを伸ばして楽しんでいるが、ここは「紳士の国」イギリスだ。
ただでさえ地方では珍しい東洋人に加え、髭ボーボーでは注目度も倍増、場合によってはパスポート提示を申しつけ
かねられない..ここでシェーバーで髭を剃ることに決定、屋外でジージーと髭を剃る。
「ドーバー海峡横断」で有名なドーバーだが、私は失礼にもトイレを借りて髭剃っただけ..
10:15 FOLKSTONE 着
ドーバーから約20分、昨日の目的地だったFOLKSTONEに到着。ドーバーから9マイルほど西に行った街だ。
昨日の宿泊地から実質1時間くらいのところだが、小さな街とはいえ、夜中知らないB&Bを探し回るのも
大変だったと思う。昨日はあそこで休んで正解だった。
FOLKSTONEでは写真を2,3枚撮っただけで通過。さらに西に向かう。
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ドーバーからフォークストーンに行く途中の道端の牧場。
イギリスはとにかく牧場が多い。そして牛、羊も多い。
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フォークストーンの街並み。
近くにパトカーがあったので怪しまれないうちに退散..
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FOLKSONEから外れ、次の街のHythe(ヒースと読むのかな?)の住宅街に、スーパーマーケットを発見。さっそく寄ってみる。
昼に食べる食事や「非常食」を中心に食料品を買い込む。
昼食はレーズンパンと自分で取り分けできるサラダに決定。
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日本でもイギリスでもスーパーマーケットはした道ドライブの味方。
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Hytheのスーパーで買ったもの。
シリアル(フロスティー)は朝食の残り。
結局、このフロスティーは日本で食べました。
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前期型106はたくさん見ましたが、"XSiグレード"のものは意外に見かけませんでした。
本場のココ(英国)でも少ない方なのかな..
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途中、工事渋滞などがありながら、A259をたどる。
Rye(ライ)、Hasting(ヘスティング)と通過。
途中のHasthingで、海岸線に出てみると海辺の駐車場に見慣れたクルマが!
シルバーのE-S10、おそらく日本のプジョー106"XSi"とほぼ同じ仕様のクルマが停まっていたので、すかさず横に駐車。(リアには106XSiのロゴが)
じっくり写真を撮ろうかとも思ったが、女性が中でお休み中..
声をかけて写真を撮らせてもらおうかとも思ったが、こんなトコでイキナリ東洋人が「あなたのクルマの写真を撮らせて下さい」
などといううのは怪しさ千万だと思ってこっそり後ろから撮らせてもらいました..
いや、だって、伊豆とか九十九里かでヴィッツとか停めていたらば、いきなり外国人が「アナタの車、撮ッテモイイデスカ?」と来たら警戒するに違いない。
Hasthingから先に進んで14:00ごろ、道端にクルマを停めて、さきほどスーパーで買い込んだ昼食を食べる。
道端に黒いプジョーを停めて助手席で食事をする東洋人がそんなに珍しいのか(<-珍しい)、すれ違うクルマからバシバシ視線を浴びる。
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Eastbourneに入る少し前の海岸線。
イギリス南部を走ったときは、曇りや雨の日が多かったなぁ..
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道端で売りに出されていたシトロエン・エグザンティア。
確か600ポンド(12万円)くらい。もちろんMT、確かディーゼルエンジン。
「引っ張れる金具」(イギリスドライブ事情のページを参照)も標準装備!
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戦車が「置いてあった」ので思わず撮影。迫力。
中には入れないと思うけど、たぶん、触ったり、乗っかたりできます。しなかったけど。
イギリスでは何ヶ所かで、こういう光景を見かけました。
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16:15 セブンシスターズ(South Down)
時間的にはもう夕刻だが、緯度の高いイギリスではこの時間でもまだ明るい。
ようやく、この日の目的地であるセブンシスターズに着いた。(道路に看板が出ていたのでたぶんあってると思う。)
駐車場にクルマを入れるが、平日の夕方ということもあってか人影はまばら。
パーキングチケットを90分ほど買い、支度をして歩き出す。
駐車場からFootPathが延びていて、「Seven Sisters」とあるほうに向かって歩く。
どこでもそうなのかもしれないが、イギリス南部の海岸線は風が強い!
遮蔽物が何もない道をただひたすら歩くので、強風をマトモに受けることになる。
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セブン・シスターズ サウスダウンへ向かうFootPathから。
本当になーんにもありません..
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常時、強風が吹く地域なので、木の枝も常に曲がって伸びてる!(瞬間的ではなくていつもこの状態!)
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あのー、まだ着かないんでしょうか..?
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何もない道を強風の中、ただただ歩くこと30分、ようやく海岸線に到着。
一応、観光地みたいなのだが、周りには何もなく、白亜の崖が「でーん」とあるだけ。
30分かけて歩いたが、壮大な景色を見ることができで少しは救われた。
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どーんと控える白亜の崖。
真下からみると大迫力ですが、何か崩れて落ちて来そう..
正確な高さは分かりませんが30mくらいはあるような。
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あちらはNorth Downというのかな?
とても歩ける距離ではないし、クルマでのアクセスも分からなかったので断念。
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あぁ、またこれ歩いて帰るのか..
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対岸のはるか先にもうひとつ崖が見えたが、あちらもセブンシスターズの1つなのだろうか?
ガイドブックなのでは、崖の上から乗り出して下を見られるようなところがあるらしいし、イギリスのモッズの青年を描いた映画
「さらば青春の光」のラストシーンに出てきた白亜の崖もあの辺のような気がする。
となるとクルマで行けるはずだが..行き方が判らずここは断念。そろそろ今夜の宿探しをせねば..
20:00 Chichester
イギリスに来て、実質初めての宿探し。
途中、給油などをし、夕食も摂れそうな多少拓けた街を探すことにする。
19:00すぎにChichester(チチェスター)という街に入る。
それほど大きな街ではない。街の外れには大学のようなものがあって、学生らしき人の姿が多い。
街を一周し、適当なB&Bを探すが意外に見つからない。
街の入り口に戻ったところ、「Bed&Breakfast」の看板を発見。慌てて引き返し、道端にクルマを停め呼び鈴を押してみる。
出てきたのは、小柄なご老人。見知らぬ東洋人が来たので目的は判ったようだ。
これから何度も使うことになるセリフで訊いてみる。「今晩部屋はありますか?」
おじさん:「Yeah、あるよ」
長:「部屋見られます?」
おじさん:「もちろん。どうぞ。」
狭い家の二階に上がり1部屋に通される。本当に普通の家の部屋という感じの広さだ。日本の部屋にたとえるなら6畳ないくらいか。
洗面所は部屋についていて、トイレとシャワーは共有スペースにある。
長:「一晩幾らですか?」
おじさん:「25ポンドだよ。」
部屋は狭かったが時間も時間だし、悪くはないので泊めてもらうことにした。
長:「OK!」(しばらく"この部屋にする"、という言い回しができなかった。)
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夕暮れでややポンボケだが、この日の宿「Annie's B&B」の外観。
日本の家の尺度からしても小さな家。
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部屋は狭いが悪くはない。
ただ家自体が古いのでドタバタすると音は直結。
こういうB&Bは飽くまで人の家を間借りしているだけなのでマナーにも気をつけたいもの。
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おじさんは鍵を渡してくれる。部屋の鍵と玄関の鍵の2つがあって、玄関の鍵の開け方を説明してくれる。
クルマは家の裏側にクルマを(ギリギリ)3台ほど停められるスペースがあってそこに移動した。
おじさんが食事なら街に出るか、近くのロードサイドにマクドナルドやKFCがあると教えてくれる。その存在は道を通ってきたときに知っていた。
ひとまず、荷物を解いて落ち着き、食事を摂りに行くことにする。
街の中心は15分も歩けば着くが、このときはまだ英語で食事を注文することに自信がなかったし、歩くのが面倒というのもあって、
5分ほど歩いたマックかKFCで、と考える。しかし、前日に食べた「バーガーキングの悪夢」が思い起こされ、日本ではあんなに食べていた
ファーストフードに疑問を抱く。
ウロウロしているとスーパーマーケットがあるのに気がついた。以後、頻繁に立ち寄ることになる「Sainsburry's」だ。
ここはお手軽にスーパーで何か仕入れるか。
あまり食欲がなかったので、スナック菓子(プリングルス)と2日間飲んでいなかったビールなどを買い宿に戻る。
シャワーを浴び、すっきりして念願のビールを飲んだところで、疲れていたせいかそのまま寝入ってしまった。
本日の走行211マイル。(約337km)