Last update 2002/07/29.

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パワーウレタン ボディ補強 (2002/07/21:39,550km)

だいたい年1回発刊される別冊宝島の「本音のクルマ選び」という本がある。
'95,6年ごろから毎年読んでいたのだが、'99年版(実際は'98年末か?)、松田勇治というライターの方が 書かれたある記事に惹きつけられた。
記事の内容は愛車の「スーパーノーマル」化というチューニングで、そのコンセプトは一般のメディアで 伝えられている、車高調サスペンションやエンジンCPUの交換などのチューニングではなく、 車検制度やメーカー内規によって歪められていたクルマ本来の性能を引き出そうというものだ。
この記事には大いに共感するものがあって、自分の目指すチューニングの方向とぴたり一致していた。
その記事の中で紹介されていたチューニングの1つが、クルマのサイドシルへの発泡ウレタン注入による ボディ剛性のアップだった。
オリジナル・ボックス 今ではだいぶ知れ渡ったこのチューニングだが、購入から6年半、ボディもちょっとヘナったかな? (実際には十分なボディ剛性あると思いますよ106は。)という頃を見計らって、わが106にも発泡ウレタン を注入することにした。
注入時期も気温が高い真夏を狙っての作業。(気温が高い方がウレタンの発泡し易いらしいため。)

作業を依頼したのは、神奈川県厚木市にある オリジナル・ボックス
前述の「本音の・・」で紹介されていたのもココ。モータースポーツ・ファンや主に足回りのチューニング では有名な方、国政久郎氏がオーナーをされているショップだ。

オリジナル・ボックス駐車場 オリジナル・ボックスの駐車場(?)。競技車がズラリと並んでいる。
真ん中の赤いクルマはナンとレストア中のHONDA S800。
工房内。大型のリフトが2つあり、整然とした雰囲気。奥のインプレッサは競技車、手前の インプレッサは別のお客さんのもの。エンジンマウントを交換されていたよう。 エンジンヘッド周辺

作業自体は1日掛かるため、朝10時、お店の開店と同時に入庫。
作業の手順は、大きく(1)現車確認によるサイドシルの構造の把握、(2)ボディへのマスキング、 (3)サイドシルの構造確認後、必要であればボディに対する穴あけなどの加工、 (4)サイドシルへの発泡ウレタンの注入の4段階。

前後左右の椅子は全部取っ払っわれてしまった.. 内装剥がし#1
内装剥がし#2 がらーんとした車内。ここまで内装を剥がして、サイドシルの構造を確認する。
外された運転席..
ちょと寂しげ。
運転席の椅子。
106サイドシル 106のサイドシル。構造は中央部を境に左右が仕切られているとの事。 また、ウレタンを注入する穴なども無いため、サイドシルに幾つか穴を空ける必要もある。
穴を開ける前にマスキングを行う。
リナレス(中日)は活躍できるのだろーか。
運転席の椅子。
穴あけ後のサイドシル(寄) サイドシル中央部にウレタンの注入孔を空ける。
穴は片側だけで都合8箇所ほど空けた。こんな感じ。 穴あけ後のサイドシル(引)

サイドシルの構造確認に1時間半ほど、その後、マスキング+ウレタンの注入孔を空ける作業に 30分ほど。ここまででちょうど昼(=正午)くらい。
で、午後からはいよいよウレタンの注入作業に入った。
キットにある"ビーカー"の様な容器に2つの液を混ぜたものを注入する。間もなくモリモリと発泡する ウレタン。しかしわりとすぐに固まる。
こぼれたやつを手にとってみたが、これが軽い。またかなりな硬度だ。 わずか数キロの重量増で、ねじれ剛性が約100%アップするというのも肯ける。

ベルコ パワーウレタンキット ベルコのパワーウレタンキットはこんな感じ。
発泡中..
発泡中
ウレタンのおこぼれ サイドシルの中で発泡してるのはこのウレタン。
プラスチックの様に硬いのですが、とても軽いもの。

さて注入してからの印象。
今まで、106XSiのボディ剛性が足りないと思ったことなどなかったが、やはり違う。
路面のギャップなどを拾っても、今まではだいぶボディで振動を吸収していたんだな、という印象。 「ヒラヒラ」と走れ、ステアリングもクイックになったような気がするし、タイアの上下動が よく把握できる。シャシ側がしっかりしたこともあって、エンジン・パワーが足りない様に思うほどだ。
多少高めの出費ではあったが効果は大だった。=発泡キット代+作業工賃で\69,000(税抜き)
(次回のスポーツ走行が楽しみ!)

ただ、この発泡ウレタンによるボディ補強にもネガティブな面はあって、サイドシルが歪むなどして 修理が必要になった場合に、ウレタンを掻きだして作業しなければならないし、ボディに手を 入れてしまう事になるので、中古市場に下取りに出した場合も評価が低くなる場合がある。
作業については飽くまで自己責任で。

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