Last update '98/02/11.

なぜプジョー106か


作者:長太郎がプジョー106を購入するまでのいきさつです。



【なぜ106か:時期FXを捜すの巻】
もともとハッチバック(以下HB)のクルマが好きでした。 前乗ってたのも、 マツダ・ファミリアの3ドアHBでした。 (型式はたしかBG)
ファミリアは使い勝手もなかなか良く、エンジンもDOHCなので良く回り、 自分としては十分速いクルマでもありました。

中古で購入して、3年ちょっと乗り... なんですが、何か物足りないんですよね、ファミリアでは。
クルマを「足」「交通手段」以上と考える者にとっては 思い入れられるものがない。
ちょうど頭金になりそうなくらいのオカネがあったので、貯金などと堅実な ことは考えず、新車購入を考え始めました。
当時検討していたのはこんな感じ。今ではチョット意外な選択です。

1.マツダ・ランティス・クーペR
2.日産180SX
3.トヨタ・カローラ/スプリンターGT
4.VWゴルフ(GLI)
5.プジョー306xsi

以上はすべてマニュアル・トランスミッションが前提でした。

1.のランティスは真剣に購入を考えました。 斬新なスタイル、高いボディ剛性、 2リッターのV6エンジンなど。 国産車では筆頭でした。

2.の180SXはスタイルが結構好みでした。 斜め後ろからの眺めはちょっと、ムカシのS30Zに近い感じです。 別にドリフトしようとは思いませんが、FRってことも ポイントでした。

3.当時AE100系のカローラには、レビン/トレノと同じく 5バルブの4A−GEを積んだGTというグレードが存在して いました。マフラーもレビン/トレノみたいに左右両方出し。 ムカシから「羊の皮を被った狼」系のクルマが好きだったので わりと真剣に考えてました。

4.ゴルフは「一度は乗ろう」と思っていたので。手堅い選択です。

5.ちょうど新車購入を考えていた時、306シリーズの正規輸入が開始さ れ、メディアにも載るようになりました。以前から205が好きだったので、 雑誌でそのスタイルを見て一目惚れ。 輸入車ですが右ハンドル、5MTもあり、時期FXの最右翼でした。

最終的にはランティス、306xsiに絞られたのですが、状況的には、 ほぼランティスで決定でした。 というのも価格差があまりに大きかったからです。
当時、ランティス・クーペRは車体価格199万円、306xsiは3ドア 5MTで270万円くらいでした。そのころには106xsiも正規輸入が 開始されましたが、左ハンドルと車体の小ささから購入は考えていませんで した。

【なぜ106か:106急浮上】
そして、96年の2月横浜:桜木町のパシフィコ横浜で輸入車ショウが開か れました。
306への思いが捨て切れず、パシフィコ横浜へ。
プジョー・ジャポンのブースに行くと、今では付き合いのあるNIMCOが ブースを担当していました。306を見て車内にすわり、106を見て車内 にすわり...を繰り返し、何気なくディーラーの人と話しが始まりました。
この時のディーラーの人が、今の担当営業の杉山さんです。 306の説明をしてもらいましたが、実車を見ると106も気になりだし、 ラゲッジや、後部座席を見せてもらいました。

その場で見積りを出してくれるとのことなので、306xsi3ドアMTと 106xsiの見積りを出してもらいました。
すると306は予想通り300万円近い金額。 あぁ、やっぱりダメだな306は。
しかし、106は250万円ほど。 おっ、出せない金額じゃない!
306より小さいクルマなので諸費用も抑えられています。

こうなるとゲンキンなもので、106がより魅力的に 見えてきます。
「306はスマートでいけど、106のがコロっとしてて 愛敬があるかもな。」
「ラゲッジや後(の席)が狭いけど、いったい 1年に何度フル乗車する?」
この後、月に何回もフル乗車することになるケド
「でも左(ハンドル)かぁ。」 これは最後まで引っかかりました。
なので、後日NIMCOで試乗を約束して帰りました。

【なぜ106か:「左ハンドル」なんとかいけるぞ】
(たしか)1週間後、目黒のNIMCOに出向き106の試乗をしました。
その間、もちろん、106についてのリサーチは行いました。 カーグラのバックナンバーを入手し、自宅のクルマ雑誌から106関連の 記事をピックアップ(気になっていたせいか、結構情報は持ってました)。

ココロは、ほぼ106でしたが、 最後にして最大の問題は「左ハンドル」です。 試乗して、どうにもならなかったら止めようと思っていました。
そして、人生「左ハンドル」デビュー!営業の杉山さんを乗せ、指定の試乗 コースを走ります。 時間にして10分弱。それで、クルマの全てが判るわけではないのですが、 ハンドル位置に関してはあまり違和感がありません。 クルマが小さく、見晴らしが良いからでしょうか。
やや難があるのは操作系。どうしても、左手でシフトしようとしてドアに左 手が当たります。
「意外に違和感ないなぁ。」
「でも、でもカミナガさん上手ですよ。エンストしないもの。」
って、そりゃペダルは(国産も)一緒だから、普段MTなら大丈夫だって、 などと会話しつつ、NIMCOに戻ったときは契約の話をしていました。

本来は、夏のボーナスを待って購入するつもりでしたが、(3月中に杉山さんも売りたいらしく&) 「まぁ、何ヶ月か先に買っても一緒か」と割り切り&頭金の一部を親に借りる交渉をしたらアッサリOKだったこともあり、 晴れて、’96年の3月21日に納車となりました。

【なぜ106か:購入後】
納車は、NIMCOまで旧ファミリアで行き、帰りは106で帰ってく るという方法でした。ファミリアは最後の最後まで完調で、目黒まで最後の ドライブを楽しみました。ファミリアはNIMCOと契約している下取り業者に出され(さよならファミリア!)、 さぁ106で帰路に就きます。

「意外と違和感ない」左ハンドルですが、やはり、ひとり公道運転は緊張の 連続です。そんな中で早くも実感できたのは、出来のいい足回りと、 トルクフルなエンジンです。

家近くになり、左ハンドルに少しばかり馴染んだところで、 車線変更を繰り返してみましたが、見事に追従してくれます。 今では、それに慣れてしまい感動も以前ほどではありませんが、 ファミリアのドタバタした硬いアシから乗り換えた直後は「おぉ!」と 感心したものです。

エンジンは、ファミリアより100cc近く排気量が上がっているものの、 スペック上はDOHCのファミリアより馬力、トルクとも劣っています。 しかし、馬力、トルクとも常用域に近い回転数で最大値を発揮する チューニングのため、低めのギア比とも相俟って、トルクの厚みを 感じます。

心配だった左ハンドルも深夜の国16号、国246号の ドライブによって(クルマの慣らし&人間の慣らし) 1000kmを過ぎる頃には完全に慣れました。 ただ、バックの時、右後ろを振り返るのにはなかなか慣れませんでしたが。

友人にもなかなか好評で、「小さいながら、 後ろ(の席)も狭くない」 とか、特に女友達からは「カワイイ」、 特にボディー・カラーの評判が良く、 「この赤はいい」とお褒めの言葉を頂きます。
なかには「さっすが外車!」とわけのわからないことを云う人もいます。

一方では、値段を云うと「高っけー、 それならもっとデカいクルマ買えるよ」 とか「何で左ハンドルなの?何でマニュアルなの?」、「助手席がコッチ (右側)はコワい」など、なぜ、高いお金を払って、 こんな不便(そうな)クルマを買ったのか、 理解できない人は理解できないようです。

こうして106”一号機”が私の生活の1つに加わりました。 (以下 「事故!#1」に続きます)

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