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右ハンドルか左ハンドルか−
人道車系統一運転理論/富沢昭三:著 文芸社
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「クルマのハンドル位置は右ハンドルが適切なのか?左ハンドルが適切なのか?」という、ありそうで、
なかなかなかったテーマという事で、興味を持って読んでみました。
筆者の富沢氏は、プロフィールを見ると、主にタクシーの運転手としてキャリアを積まれた方のようで、
このテの本の著者としては、ちょっと珍しい経歴の持ち主といえるかもしれません。
結論から云うと、富沢氏の主張は、「(大多数である右利きの人を対象に場合)左ハンドル、左側通行が
ベストである。」というものです。
文中、意外だったのは、アンケートの結果でプロのドライバー(タクシー運転手なども含む)で左ハンドルを
支持しているらしい人が多い事でした。
富沢氏の理論では、多くの人の利き手である右側の空間が空いていて、なお且つ利き手でシフト、スイッチ類を
操作できる点でも左ハンドル有利としています。しかし、これはあまり実感しないというか、右ハンドルの場合で
左手でシフトチェンジする、スイッチを操作する程度の動作では特に不便を感じていなかったように思います。
ただ、左からクラッチ、ブレーキ、アクセルと並ぶペダル類については左ハンドルの方が無理がない様に思いますね。
また、氏の各論については共感しかねる部分も幾つか(いや、結構かな?)ありました。
しかし、私自身も左側通行で左ハンドル車を運転する事について、不都合どころかメリットもあると感じていましたので、
この本で裏付けが取れたようで、嬉しく思ったのも確かです。
理論、理論、と書くと何やら難しそうですが、文章も平易で読み易いですし、ボリュームも200ページほどです。
人から「カッコつけて、左ハンドルなんか乗って..」と誤解される向きには、とうとうとこの本の論理を説明して
あげましょう。たぶん嫌われると思うけど。
*初版 2000年4月15日 |