Last update 1999/04/07.

▲傷だらけのマセラッティ/北方謙三:著 徳間文庫

「傷だらけのマセラッティ」カバー 北方謙三と云えばマセラティですね。
中学生の頃「ホットドッグ・プレス」の悩み相談で、とにかく豪快な回答ばかりされて いたのを思い出します。
北方氏の本はこれしか読んだことがないのですが、「ハードボイルド」だけあって、 主人公は「ワル」ですね。正直云うと、こういう「青春」は自分の生活からは 現実離れしていて、あまり好きではありませんが。(じゃぁ、推薦するなって。)
ストーリーとしては、主人公である整備工の青年が、あるきっかけで、自分の勤める 工場に整備に出されていたマセラティ・ビトルボを奪い逃走する、というもの。 アメリカの「ロードムービー」の日本版って感じでしょうか。
たくさんのクルマが出てきますが、印象的なエピソードとしては、レビン (たぶんAE86?)との賭けバトル、暴力団のメルセデスとの追跡劇ですね。
レビンとのバトルはレビンを操る内気な青年に肩入れしてしまいますし、メルセデスと マセラティの追跡劇では、例によってメルセデスが「悪役」です。 日本人らしく、どうも「判官びいき」になってしまいます。しかもMTとATとが (まぁ多分車重とかもあるんだろうけど)勝敗のカギになるってのもMT派には やや嬉しいところですか。
「TAXI」もそうですが、特にラテン車相手ではメルセデスは「悪役」が多くて分が悪い ですね。同じドイツ車でもBMWはあまり悪役にならないのに。
やっぱりメルセデスは、ブランドイメージが「ああいう方向に」固定されて しまってるんでしょうかね。


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