|
▲雨の日には車をみがいて/五木寛之:著 角川文庫 |
作家の中でもクルマ通で有名な五木氏です。この本は「月刊カドカワ」に連載されていた作品をまとめて文庫化したものです。 かなり前から文庫本化されていて、書店でもよく見掛けるので既に読まれた方も多い と思います。 ストーリーは、主人公のもとを通り過ぎてゆくクルマ、そして、彼が出会う女性たち を描いていきます。ストーリーとしては「続きモノ」ですが、オムニバスのような 感覚で読み進められます。 登場するクルマは9台。 ポルシェ911からメルセデス、BMW、サーブ96S、ボルボ122Sアマゾン、アルファなど 60年代末〜70年代のクルマが中心です。登場するクルマの殆どがどんなデザインか を識りませんでしたので、英知出版の「絶版車カタログ」でチェックしましたけど。 私の好きなエピソードとしては、大雪の東京を舞台に2CVが「活躍」する ハナシです。 軽量、小パワーを特長とする2CVならではのエピソードで、主人公と同じように、 ついついゴタクを並べたくなってしまいます。 全体的に爽やかな読後感があって、定期的に読み返してしまう本ですね。 |