●307 リア足、にコイルバネ、3ナンバー化..
少し旧いハナシになりますが、2001年2月のジュネーブ・ショウで307のプロトタイプが発表されました。
カッコについては、206よりもスクゥエアな感じがして、好感が持てますが、
最大の変化はボディの大型化と、リアサスペンションのトーション・バー廃止->
コイルバネ導入でしょうか。
ボディサイズは、L=4202(+172)、W=1730(+35)、H=1510(+120) (単位はすべてmm)で、
まだまだコンパクトな感じがしていた306よりだいぶ大きくなっています。
車重は明らかになっていませんが、この分だと1300kgは行くんじゃないかと思います。
このボディの大型化は、同じセグメントのライバルであるVWゴルフに対抗しての事でしょう。
私個人は、最近流行りの、やたらに全高が高くなるのは好きではありませんし、プジョーの3シリーズが
日本の税制上3ナンバーになってしまう車幅も如何なものかと思っています。
またリアサスペンションですが、ついにトーションバーを捨ててしまいました。(泣)
クルマ雑誌で、ラゲッジルームの写真を見てホイールハウスが妙に出っぱっているな、
と思ったのですが..やはりこういう事だったのか..
リアサスペンションについて、トーションバーとストラットのメリット/デメリットを明確には説明できませんが、
国産車の大半がリア・サスペンションもストラット形式という中、コイルバネを使っていない、
熟成のトレーリングアーム+トーションバーという形式のクルマに乗っているのは、少し誇らしい気さえしていました。
ポルシェ・ファンが空冷エンジンに拘るように−これはちょっと次元違いかもしれませんが−
ジムニーファンがリーフリジット(板バネ)サスペンションに拘るように(コレは近いと思う)、
プジョ車はトーションバーには拘りたいですね、やはり。
●206 1.6AT導入,DOHC化(XS,XT-Pre.)
導入当初から熱望されていた、206の1.6Lに4速ATが導入されました。
それに並んで、エンジンもDOHC化。
206のエンジンは106XSiと同じTU5型だったと思いますが、遂に1.6LのSOHC仕様が無くなってしまいました。
DOHC化したことで、たかだが90ps程度しかなかった出力も、108psまで引き上げられました。
ATも付いて、ヘッドもDOHC化してこれで206も安泰でしょう。
でも、何か忘れていませんか?こんなスペックでは国産車とまるっきり変わりがありません。
307のリア足と同じ事になってしまいますが、旧来からある技術をブラッシュアップして更に使い易いものに
するというスピリットが特にプジョーにはあったように思います。
私が2代目の106を買う時も、XSiのデザイン以外に、敢えて「SOHCエンジンが載っている」というところもありましたので。
とは云っても、エンジンのヘッドはDOHC化した方が明らかに高効率なので、環境にもやさしいとは思うんですけど。
でもこうなると、やっかみにしか聞こえない、か..
●"104"もカッコ良かった。
この3月末、WRCの映像モノでは有名なTDKコアから発売された「プジョー・ラリーイング」を入手しました。
1950年代から昨年の206WRカーくらいまでの、プジョーが参戦していたラリーの映像を集めたビデオです。
"テンサン・ラリー"(1.3Lの106ラリー)が出ないかと期待していましたが、残念ながら106の映像はナシ。
代わりに、106の先代、104の動く映像を初めて見る事ができました。
104は本などで見た事があるのですが、フランス国内選手権や、ラリーの入門車として活躍していたという事は知りませんでした。
スタイルは、トヨタのKPスターレットや昔のオペルにありそうな直線基調で、ごくシンプルなのですが、
それがかえって潔さを感じさせます。
馬力も1リッターや1.3リッターくらいのエンジンで僅か64ps。現在の軽自動車並みです。
しかし軽量、コンパクトであるため、グラベル(非舗装路)や雪道では上位のクルマに肉迫していた様です。
映像の中でも、スノーステージでランチャ・ストラトスを追い掛け回す(まで行かないかな..)104は頼もしく思える程です。
その他、106は出てきませんが、サファリでの404,504、グループB時代の205ターボ16、WRC撤退後の205,405で挑んだパリ・ダカ、
Kit-Carカテゴリでは無敵の306Maxi、2000年WRCチャンプの206WRカーなどプジョー好き、ラリー好きには
満足できる内容になっていると思います。