前半
「相手は強いぞ!」という事前情報のせいか、最初は、様子見の感じで、慎重な立ち上がりでした。グランドはかなり強い風が吹いていて、前半は風下に陣地を取ったことも影響したかもしれません。
この日Under Age 枠で参加の武田君に左サイドバックに入ってもらったのですが、彼の位置でボールを奪い攻撃の起点となる、というパターンが繰り返されるうちに、徐々にチーム全体が自信を持ってプレーができるようになってきました。
そして、前半15分頃の左コーナーキック。キッカーは松尾さん。鋭いライナー性のボールが相手GKの手の届かないあたりにいったところ、石橋さんが自分より身長の高い相手DFより頭ひとつ高い豪快なヘディングシュートをネットに突き刺しました! これには相手もビックリという感じでした。
しかし、簡単には勝たせてくれません。その後、DFの裏を取られ、同点に追いつかれてしまいました。
今日のキッカーズDF陣は、よく連携が取れており、パスで崩された感じは少なかったのですが、時折裏を取られることがあり、このあたりは課題かもしれません。(なんて書くと、代表チームみたいですね。)
ハーフタイムでは、試合前と打って変わって、みんなの顔色に自信が表れていました。「ここまできたら、きっちり勝とうよ。」という、いい感じの雰囲気でした。
後半
後半は、風上になりました。相手チームも勝敗にはこだわるらしく、大きな体をぶつけられることも徐々に多くなってきました。
25分頃、またしても左コーナーキック。こんどのキッカーは林でした。風を計算した大きなカーブでファーポストに落としたボールに、これまた大きなウェーブを描きながら飛び込んできた石橋さんが、鮮やかなボレーでネットを突き刺しました!
石橋さんは、この日センターバックに入りラインを統率、それに加えて2得点と大活躍でした。採点は8.0というところでしょうか。
本人は宮本をイメージしていたようですが、得点シーンの迫力は闘莉王のようでした。(顔はアレックスですかねぇ。)
このあと、相手の攻勢がさらに激しくなりました。大きな体で突進してこられると、やっぱりちょっと怖い感じがしました。(代表チームの人たちは、たいへんなんですね。)
それでも、キッカーズの闘志は衰えず、自分たちのサッカーを展開。特に今日の試合をセットしてくれた三島さんは、粘り強いディフェンスを披露。三島さんがマークしていた相手はほとんど仕事ができず、味方から怒られてました。
久しぶりに参加した杉原さんも、試合勘を取り戻してきた後半は、中盤で攻守にわたり活躍。持ち前のテクニックでボールを落ち着かせてくれました。
結局得点は2点ともセットプレーでしたが、それ以外にも藤長さんや松尾さんが何度もチャンスに絡み、流れの中で点を取ってもおかしくない展開でした。
Under Age の安永君と武田君は、期待通りの献身的プレーで支えてくれました。彼らには早く年を取ってほしいものです。
今日は本当にいいゲームだったと思います。名前の出ていない人も、みんなそれぞれのミッションを着実にこなしていました。
YCACとは、また4月に再戦する予定です。ぜひ胸を貸してやりましょう。(なんちゃって・・・)
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