Komatsu Report #3 from Beijing. |
Beijing レポート#3:子供、ビール等々・・・ <パート1:中国人の子供> 皆さんご存知の通り、中国は未だに一人っ子政策を維持しています。あちこちで見かける中国人の一人っ子を見ると、制限をかけられていない我々は、それだけでもつくづく幸せだな〜と思ってしまいます。中国人の子供達は、きっと、両親、おじいちゃん、おばあちゃん達に目茶滅茶甘やかされているんですよ。こうしたことによる影響はどうやら本当に徐々に社会問題化しつつあるようです。甘やかされて、自分では何もできない子供達が増えているみたいです。 ところで、中国人はとても子供好きで、赤の他人の子供でさえとても大切にしてくれます。11歳の次男と地下鉄に乗っていると「ここ空くから座ったら」、「ここに隙間があるから座りなよ」、「この席譲ってあげる」と頻繁に優しく声を掛けられます(この会話、勿論想像・・・本当は何しゃべってるか全くわからない)。ありがたいことです。謝謝! 恐怖「また割れズボン」! これは本当に恐ろしい代物です。多分都会や上流家庭ではだんだんと無くなってきているのでしょうが、まだまだ街で見かけるズボンです。おむつをまだ外せない子供用の所謂トレーニングパンツなのですが、ズボンのお尻の部分が切ってあって、割れているのです。つまり、もよおしたときはいつでもどこでも、ズボンを脱がずにOK状態なのです。よく見るとお尻がつるっと見えちゃいます。中華四千年の歴史、恐るべし!侮れ無い! 北京動物園や近所の公園に行くと、この「また割れズボン」のパワーを遺憾無く発揮して用を足している子供、用を足させている親を見ます。これなんとかならんかな〜・・・中国もWTO加盟したんだしさ〜・・・オリンピックもやるんでしょ〜。 男の子の髪型は圧倒的に角刈りが多いですね。油断すると辮髪、おでこの上だけ部分的に伸ばしている子などその個性に驚かされます。何故か女の子は普通です。 <パート2:ビール> ビール大好きの幸松ですが、先入観的には中国といえば青島(チンタオ)ビールですね。しかし、ここ北京では「燕京(イェンジン)」ビールが地元ビールとして君臨しています。日本ビールとくらべるとちょっと薄く感じられますが、慣れてしまうと結構いけます。それになんといっても安いです。件のチンタオは少し値段が高めです。 日系で頑張っているのは「アサヒ」です。スーパードライも出ていますし、普通のビールも出ていて、結構いけます。値段もお手ごろで、チンタオよりも安い位です。ただ、缶のデザインが赤と金色が基調になっていて、ちょっと「いかがなものか」という感じです。因みに私はこの赤金アサヒを愛飲しています。Tさん、すいません。 九州ラーメン味のチェーン店で「味千ラーメン」というのが結構手広くチェーン展開していているのですが、そこではキリンの一番絞りを出しています。 上海では以外にもサントリーが健闘しています。地元の中華料理店にいってもサントリーが普通に出てきます。たしかラベルは富士山のデザインです。ひょっとしたらかなり現地化が進んでいるのかもしれません。 <パート3:贋物> ご存知の通り、中国はまだまだ贋物がたくさん出回っています。涙がでたのは「DADIDA」というロゴの入ったウィンドブレーカーを見たときでした。もちろんあのマークも背中にばっちり入っているのですが、3本では無くて、4本ありました・・・ これには本物の創業者、アディ・ダスラーさんも絶句でしょうか・・・(因みにダスラーさんの実の弟さんはPUMAの創業者です)。 中国の地元スポーツブランドがあり(LI-NING)、こちらは真面目な商品を作っているのですが、ロゴマークはどうみてもNIKEのパクリです(今度写真とって来ます)。それとタグラインというか、スローガンというかなのですが、”Impossible is nothing” ならぬ“Anything is possible”なんです・・・いいんですかね〜?(Sさんすいません・・・) <パート4:マナー> まだまだ北京では、マナーという考え方が進んでいないようです。
でも良く考えると、日本も何十年か前はこうでしたよね。将来の教育、学習、発展に期待致しましょう。 ところで当然のことですが、ゴミの分別は進んでいません。家庭ゴミは全て一緒に排出です。なんだか心が痛みますが・・・ 地下鉄(地鉄)をぼろくそに書いてしまいましたが、良いところもありました。先日、三元(約45円)で切符を買ったのですが、なんと係員のおばちゃんが追いかけてくるではありませんか!窓口まで引きずり戻されて、「お金が足りない」と難癖つけられるのかと思ったら、なんと一元多かったそうで、わざわざ丁寧に返してくれました。ありがとう! 当然のことながらこの会話(勿論一方的で会話になっていない)も中国語です。おばちゃんが怖い顔でまくしたてるものだから、幸松は申し訳無さそうに「分らない」とジェスチャーで表現していたのですが、一向に、分かっていないということが、分ってもらえません。いや、分っていたけれど、どうしようもなかったのでしょう。 ちゃんと料金払っているのに、余計に払うのもしゃくに触ると思いながらも、面倒くさいので追加料金払おうと思ったのですが、思い切って日本語で「ごめんね。分りません」と言ってみました。そうしたらそれまで怒っているようにみえたおばちゃんの顔がニッコリと笑い、僕に一元手渡してくれたのです。その時、漸く鈍感な幸松も彼女の真意が分りました。 黙っていると何となく相手にとっても不気味なのでしょうね。それからは、窮地に立ったときは、やぶれかぶれで日本語を話すことにしています。無言で不気味でいるよりはよっぽど何とかなるかもしれません。勿論、いつも上手くいくとは限りませんね。 因みに地下鉄料金は、幹線であればどこまで乗っても三元で、バスはなんと一元です。 タクシーでさえ、基本料金は十元です。一元、約15円ですから驚異的な安さですよね。 |