城のデビュー戦
城がリーガ・エスパニョーラにデビューしました。
わずか9分間の出場だったので何とも言えませんが、落ち着いていたようだし、まずまずだったのではないでしょうか。
ペナルティエリアの外でフリーで前を向いたときがありましたが、右サイドにパスを出しました。
思わず<何で打たないんだ>とつぶやいてしましましたが、あれが城の奥ゆかしさなのでしょうか。
挨拶代わりのシュートがあってもよかったと思いますがね。
ところで、あの試合で気がついたことは違うところでした。
ファンがとても暖かく城を迎えていたように思います。それもこちらの想像以上に。
城が登場したときのスタンドの歓声とその反応を見ていたら微笑ましくなってきました。
もっと冷ややかな目で見られているのかと思いきや、街のインタビューなんか見ていると、かなり期待が高そうな雰囲気が出ています。チームメイトの感想も好意的なものばかりで<ホントかいな>と思ってしまうのは、イタリアのタフなリーグを見てきたせいなのでしょうか。
イタリア人のサッカーを見る目と比べるとずいぶんと暖かさを感じます。
その暖かさが、リーグの試合の質や内容にも影響しているようで、ギチギチ、ガチガチの守り合いというイタリアに比べて、攻撃面での楽しさ、ダイナミックさ、スペクタクルを要求するのがスペインなのかなと感じました。
こういう中でやれれば城も成長できるような予感がします。
かつて街がこんなに新規参入選手に歓声を上げたことはない、なんてスペインの新聞が書いているらしいけど、確かバリャドリッドてバルデラマがいたチームだと思うのです。
彼はきっとアイドルだったと思うのですが、成功しなかったのかな。
いずれにしても出番は多くなりそうな城くん、早く1点目をとることが重要です。
目標は、最初の5試合で2点ぐらいとれるといいかな。チームが弱いからこんなもんでしょう。
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